立憲・福山幹事長が定例会見(全文1)一本化提案は、衆参同日選に備えるため
衆院でも候補一本化を呼び掛けた狙いは?
共同通信:共同通信の小野塚です。今日、午前中に枝野さんと玉木さんが会談された衆院の1人区の調整についてなんですけれども、それで2点お伺いします。あらためてなんですが、衆院でも候補者の選挙区での一本化を呼び掛けた狙いについてがまず1点と、あと、前回選挙であった枝野原則についてなんですが、まず前回、3月26日だったと思うんですけれども、枝野さんが当面の活動方針を発表されてる中で、この原則に関して、公認を立てることに当たって前回とは状況が違うというふうに述べられています。 国民の現職がいるところにも立てる可能性を排除しない趣旨で発言されているかと思うんですけれども、今回の活動方針と、今回のこの一本化の話というのは矛盾しないというふうにお考えでしょうか。 福山:逆に前回、国民の現職に立てるということを明言はしていないはずです。もちろん排除も、国民の現職に立てることを排除しないということも読み取れますが、立てるということを言い切ってるわけではありません。ただし1年半前の枝野原則は、当時の民進党の希望の党に全員でいこうと決めたときの仲間のところについては立てないということを決めた、それによってわれわれの候補者数は五十数名しか小選挙区では立てられませんでしたが、それは今、野党第一党の立憲民主党としてはそういった数の候補者で衆議院選挙を戦うということはあり得ないので、この間の、今ご指摘の3月の方針という形になりました。 ですからわれわれは公募もして、今、公募の応募者の選考をさせていただいておりますし、一方ではいろんな選挙区の中で、立憲で政策・理念に共鳴する方については立憲から出ていただくことについても歓迎をしているというところでございます。それが前回の枝野さんの方針でございますので、ことさらに国民さんを特定して現職のところに立てるということを表明したことではありません。 2点目は、今回の狙いですね。もともと同日選挙があるのではないかというふうには、うわさはされていましたが、うわさの段階は総理の専権事項なので、リアリティーに関していえば分からないというのが現状だったわけですが、先週、萩生田幹事長代行がわざわざ消費税の増税延期に言及をし、信を問うというところまで自民党の幹部が言及をされたということについていえば、われわれとしては、野党としては重く受け止めなければいけないと考えておりますので、これまでの同一選があるという根拠のないうわさが1つ、確実にフェーズが変わったとわれわれは認識をしておりますし、一方で補欠選挙、2つの補欠選挙で自民党が両方負けたということ、それから沖縄の選挙で野党の共闘で圧勝させていただいたということを踏まえて、衆議院の同日選挙に備えるために、枝野代表から各党の党首・代表に対して衆議院の小選挙区の一本化についても協議を始めることを提案をする。 われわれは黙って手をこまねいてるわけにはいきませんので、その準備をしたいということを今日の党首会談で呼び掛けてお話をさせていただいたということでございますので、今日、冒頭で申し上げましたように、今回の狙いは同日選挙に備えて野党の議席を最大化し、安倍政権を倒すために各野党が協力をより強化するということの観点をもって、今日の党首会談、そして衆議院の一本化の呼び掛けをさせていただいたということでございます。 司会:じゃあ隣で。西日本、一ノ宮さん。