任天堂の驚く戦略の中身、「Switch」ハード末期でも新作タイトルを大奮発、「Nintendo Direct」で出てきた数多くのサプライズ
Nintendo Directの最後のサプライズとして発表された『メトロイドプライム4 ビヨンド』も印象深い。 本作はなんと発表から7年も経過しており、ほとんど音沙汰のない作品であった。しかも本作は一度開発の仕切り直しをしており、雲行きの怪しい作品だったといえる。ようやく発売日が2025年に決定したということもあり、ファンの喜びもひとしおだろう。 このほかにも『マリオパーティ』の新作など、任天堂から発売されるゲームだけでも盛りだくさんである。
■注目を集めたスクウェア・エニックス もちろん、任天堂以外のサードパーティータイトルもいろいろと発表された。特に注目を集めたのはスクウェア・エニックスだろう。 スクウェア・エニックスはリメイク版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の発売日を発表している。もともと非常に人気のあるタイトルだけあってそれだけでも盛り上がるが、同時に『ドラゴンクエストI&II』を急遽発表しているのだ。 さらに、今回のNintendo Directには「ドラゴンクエスト」シリーズ生みの親である堀井雄二氏が出演しており、このリメイク版には「あっ! と驚く展開が待って」いると明らかにした。追加要素によるなんらかのサプライズがあるとも考えられる。
1993年に発売された『ロマンシング サガ2』のフルリメイクも発表されており、これも驚きを呼んだ。「サガ」シリーズのなかでもトップクラスに人気の高い作品が現代風にリメイクされるうえ、3Dグラフィックで見た目が一新されているのだ。 すでにゲームを楽しむ人たちの平均年齢も高くなっており、ゆえにこういったリメイク作品の訴求力は高いと考えられる。 このほかにも、「ダンガンロンパ」チームの新作『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』や、サンリオキャラクターと島で交流できる『Hello Kitty Island Adventure』なども発表されており、サードパーティーのタイトルもかなり充実しているといえよう。