女性教員6人にセクハラ 「好きなんだ」好意伝える手紙やメッセージ付き菓子、容姿に関する発言 中学校の用務員を停職1カ月 千葉市教委
2年間にわたり繰り返し好意を伝えるなど、同僚の女性教員6人にセクハラをしたとして、千葉市教委は23日までに、中央区の市立中学校で用務員として勤める男性技能主任(48)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。 市教委によると、技能主任は前任の市立学校で2022年4月~今年3月、同校の女性教員に対し相手の意に反することを認識した上で、好意を伝える手紙や菓子を渡すことを繰り返した。他に20~50代の女性教員5人にも容姿や交際関係に関する発言をしていた。 手紙の数は約40通に上り、菓子には「好きなんだ」などとメッセージを記した付箋を貼り付けていた。女性教員は受け取りを拒否していたものの、不在時に机に置いて渡していたという。 23年2月に学校職員と児童生徒が対象のアンケート調査で発覚した。以降、校長から少なくとも3回の厳重注意を受けていた。 技能主任は「しばらく期間を空ければ大丈夫だと思った。相手の気持ちを考えず自己中心的な行動で不快感を抱かせてしまった。今後は職務に専念する」と述べているという。