日光で巡りたい、美しい新旧名建築 5
日光田母沢御用邸記念公園
「日光東照宮」からほど近く、北に日光連山、南に大谷川の清流と鳴蟲山を仰ぎ、周辺には杉の木々が生い茂る風光明媚なロケーションに位置する「日光田母沢御用邸記念公園」。大正天皇をはじめ、三代にわたる天皇・皇太子が利用した御用邸と庭園が一般に公開されている。 建物は江戸・明治・大正と3時代の建築様式をもつ集合建築群で、明治・大正期の御用邸の中では最大規模となる。完存しているものは貴重で、2003年に国の重要文化財に指定され、2007年には「日本の歴史公園100選」に選定された。
いくつかのエリアでは内部が公開されており、当時の建築技術や皇室の文化を垣間見ることができる。3月から12月のあいだは、屋外休憩所内の茶寮を利用することも。抹茶や甘味をはじめ、ランチメニューも用意されている。建築の見学を楽しんだ後は、茶寮でほっと一息ついてみては?