不要なモノで悩むのはもうやめた!だって片付けの「90/90ルール」を知ったから
「不要なモノを捨てる」優れた方法論のいくつかは、期限が設けられているからこそ実用的です。 代表的な例だと「パッキングパーティー(packing party)」メソッドでしょう。 まずは、引っ越しのように家のなかのモノすべてを箱詰めします。そのあと、生活していくうえで必要なモノだけを箱から取り出してはまた戻す、ということを3週間行ないます。 その期間に一度も箱から出して使わなかったモノは、もう手放すべきタイミングだと判断する、というメソッドです。 とはいえ、きっちりと期限を決めることは、少々窮屈に思えるかも。「めったに使わないけれど、使わないわけではないモノ」を手元に残すことが許されないのですから。 そこで役に立つのが「90/90ルール」です。
「90/90ルール」とは?
90/90ルールを考案したのは、パッキングパーティーを考案したのと同じThe Minimalistsです。 彼らは「シンプルなライフスタイル(少なくとも物理的なモノに関して)」を提唱しています。書籍やドキュメンタリー、人気ブログなどで活躍していて、この分野のリーダー的存在。彼らが紹介している整理整頓のコツは、役に立つノウハウばかりです。 90/90ルールでは、整理整頓に取り組む人に対して、持ち物それぞれについて、次の2つを自問自答するようにすすめています。 ・過去90日間に使ったか? ・これから90日間で使うことがあるか? この2つの質問への答えが「ノー」であれば、処分してもいい、というわけです。 90/90ルールは、The Minimalistsが考案したほかの方法よりも制限が少し緩やかで、決断までに必要な期間について融通が利きます。 本格的に片付けたいと本気で思っているなら、90日間という期限を守るか、場合によっては60日間に短縮してもいいでしょう。 しかし、切羽詰まっていない、あるいは、その大変さに気が遠くなっているような場合は、120日間に延長してもかまいません。