不要なモノで悩むのはもうやめた!だって片付けの「90/90ルール」を知ったから
2つの質問に答えるだけの「90/90ルール」が効果的な理由
90/90ルールが合っている人は、捨てるモノと、手元に残すモノの判断が苦手で先延ばしにするタイプです。 整理整頓は、往々にしてストレスが溜まるもの。計画し、それを実行に移す必要があるだけではなく、思い入れのあるモノを捨てる決断を迫られたり、いつかまた必要になるのではないかと気をもんだりする時間の連続ですから。 90/90ルールがもっとも功を奏するのは、使い道は確かにあるけれど、それほど頻繁には使わないモノについて決断するとき。たとえば、ちょっと目新しい調理器具や、特別な日に着る洋服などが該当します。 ちなみに、私は先日、何年も使っていなかったワッフルメーカーを処分しました。捨てると決めたときは「またいつかワッフルが食べたくなったらどうしよう?」と考えて、落ち着かなかったのは事実です。 でも考えてみれば、ワッフルがまた食べたくなったら、カフェに行って食べればいいのです。そのワッフルメーカーは、90日間使っていませんでした。続く90日間も、使うことはないと断言できます。ならば、手放してもいいわけです。 自分の選択に悔いを残さないためにも、「もしまた必要になったら、そのときは同じ製品か類似品を購入してもいいのだ」と自分に許可を与えて処分するとよいでしょう。 この整理整頓術が最高の威力を発揮するのは、クローゼット。過去3カ月間、一度も袖を通しておらず、これから3カ月間も着ることがない洋服は、寄付してもいいはずです。その洋服がなくて悔やむことなどない、と言って間違いありません。 これまでの3カ月と、これからの3カ月、合計6カ月というスパンは、さまざまな季節や天候、イベントが含まれる十分な長さだからこそ、不要なモノを処分するうえで、公正かつわかりやすい物差しとなります。 90/90ルールは、たまに使うモノを手元に残す余裕も持たせています。その一方で、整理整頓において必要となる「構造」も提供します。つまり、整理整頓には、計画と守るべき一連のルールが必要です。 この両方を提供しつつ、ほかの手法ほど強引でないのが、この90/90ルールのいいところでしょう。 Source: The Minimalists, Amazon.co.jp
遠藤康子(ガリレオ)