石川佳純さん 半年前からキックボクシング開始「目がいいと言われた」得意技は左ストレート「あまり書かないで」と照れ笑い
卓球女子で五輪3大会連続メダルの石川佳純さん(31)が4日、横浜武道館で自身の冠イベント「石川佳純47都道府県サンクスツアーin神奈川」を開催し、一般観覧客やボランティアスタッフなどを合わせて約1000人が参加し盛況となった。「(横浜では)小さい頃から国際大会に出てきたし、すごく思い出深い。キャリアの中でも大きなターニングポイントになった大会がたくさんあるので、サンクスツアーで横浜に帰ってこられてすごくうれしい」と感慨を込めた。 現役時代の22年からライフワークとして続けているサンクスツアーも33カ所目。恒例の卓球教室では小中高生だけでなく40歳以上の女性の参加者に実技指導を行ったが、引退から約1年半がたった現在もトレーニングは続けているといい、「引退後さらにペースを早めて全国を回っているので、なるべく(現役)選手としてプレーしていた時に近いものを見てもらえたらうれしい」と思いを明かした。 また、引退後はゴルフなどさまざまなスポーツを楽しんでいるが、半年ほど前からはキックボクシングも始めたことを明かし、「選手の時には手のケガとかが怖くてできなかった。(指導してくれる)先生には『目がいい』と言われたので、もしかしたら卓球が生きているのかな」と笑った。卓球同様にサウスポースタイルだといい、得意技については「左ストレート」と明かしつつ、「全然なんちゃってで、(始めて)半年なのであまり書かないでください(笑)」と恥ずかしがった。 サンクスツアーも残り14カ所となった。「参加された方の笑顔を見れることは私にとって財産。私自身、引退した後も卓球に関われることはすごくうれしいこと。いろいろ試行錯誤しながら毎回(内容を)変えていって、工夫しながら楽しんでもらえるようにしたい」と語った。