【高校サッカー】矢板中央、日章学園エースFW高岡伶颯に1失点も「新・赤い壁」で競り勝つ
<全国高校サッカー選手権:矢板中央2-1日章学園>◇2回戦◇31日◇フクアリ 「新・赤い壁」の矢板中央が、プレミアリーグ・サウサンプトンに加入内定のFW高岡伶颯(れんと、3年)を擁する日章学園(宮崎)に競り勝ち3回戦進出を決めた。 先制したのは矢板中央。前半13分、ロングスローの流れからFW加藤神人(3年)がゴール前25メートル付近から抑えの効いたミドル弾を放ちネットを揺らした。 日章学園は、高岡が相手にマークを受けながらもエースの仕事を果たす。前半25分、高岡が、左サイドをドリブルで突破したMF有働嵩常(3年)のグラウンダーのクロスをゴール前で1タッチで押し込み同点に。高岡は今大会4得点目となった。 1-1の後半20分、追加点を奪ったのは矢板中央だった。途中出場のFW山下魁心(3年)が左サイドを突破しクロス。ファーサイドでこちらも途中出場のFW朴大温(3年)がダイレクトで右足で合わせ勝ち越した。 終盤は日章学園がロングスローやクロスを駆使し、攻め続けたが「赤い壁」の本領を発揮し、逃げ切った。