小学1年生の登校・行き渋り「学校に行きたくない!」への対応の仕方
小学校に入学した子どもが「学校に行きたくない」と言い出したら悩みますよね。1年生は学校にも慣れていないし、親御さんは不安が募ります。 【画像】小学1年生の登校・行き渋り「学校に行きたくない!」への対応の仕方 小学1年生の登校・行き渋りには、どんな対応をしたらいいでしょうか。 子育て・心理分野を得意とするチャイルドコーチングアドバイザーの山名美穂さんに教えてもらいました。
本人も分からない「行きたくない理由」
「学校に行きたくない」と言われたら、親は「なんで?」と焦ってしまいます。 でも小学1年生の子どもに理由を聞いて、ハッキリ答えてくれることは少ないです。なぜなら、本人も理由をよく分かっていないから。 友だちができない(と感じている)・給食が苦手・先生が怖いなど、いくつかは思い当たるかもしれません。そして、それらが行き渋りの問題の本質かというと、少し疑問が残ります。
子どもの話を聴く
子どもが「学校に行きたくない」と言いだしたら、まずはじっくりと話を聴いてください。 ただし上に書いたように、理由は明確に分からないかもしれません。 忘れないで欲しいのが、話を聴くのは「問題を洗い出して解決するためではない」ということ。 子どものこころに寄り添い・共感する。そして「お母さんは、あなたの味方だよ」と、ことばや態度で伝えるためです。 ご不安かもしれませんが、子どもの気持ちを受け止めてあげてください。
一緒に登下校する
少しでも子どもが安心して学校に通えるのであれば、一緒に登下校するのもいいでしょう。 「他の子は子どもだけで通学しているのに……」と思われるかもしれません。 しかし行き渋りが見られる今 ■子どもだけで通学できる ■学校に通える どちらが大切でしょうか。 学校によっては校内・教室まで付き添いができるかもしれません。子どもが求めるのであれば、今はできるだけ側にいてあげるときです。 行き渋りが理由で、親と一緒に登下校する小学1年生は案外います。たまたま会う機会がなくて見えないだけ。「うちの子だけ」と悲観する必要はありません。