小学1年生の登校・行き渋り「学校に行きたくない!」への対応の仕方
学校に相談する
小学1年生の行き渋りは学校生活のこと。当然学校に相談していいです。 まずは担任の先生に伝えると思います。しかし一度にたくさんの生徒を見ながら授業をしている先生に、ひとりだけ細やかな配慮をお願いするのは難しいかもしれませんね。 その場合は養護の先生や、スクールカウンセラーなどにも相談してください。 スクールカウンセラーは心理のプロ。相談する側の親が持てる安心感も大きいです。授業中や休み時間のお子さんの様子を見て、詳しく教えてくるはず。 学校にスクールカウンセラーがいるなら、ぜひ頼って欲しいと思います。 どの先生に相談しても「学校ではふつうです」と返ってくることがあります。家での子どもを見ているお母さんは「本当に?」と思われるかもしれません。 だからと言って学校に詰め寄るのは得策ではないですよね。なるべく感情的にならずに家での様子を伝え、第三者から見た事実を認識するようにしましょう。
子どもを信じて家庭を「安心の場」に
小学1年生の子どもに登校・行き渋りがでると、親は「どうやって行かせるか」「どうしたら行くか」を考えてしまいがちです。 子どもは慣れない学校で精いっぱいがんばっています。家庭で親までが「がんばりなさい」「行きなさい」と叱咤しては、子どものこころは落ち着きません。 環境に適応するのにかかる時間は、子どもそれぞれ違います。 可能な範囲で構いません。子どもの話を聴いて寄り添う、一緒に過ごす時間を増やす。 そして「お母さんは味方、どんなあなたも大好き」だと伝え続けてください。 大きな問題がないかは観察を続けながら、子どもやご自身の乗り越える力を信じて欲しいと思います。 ■執筆/山名美穂…子育て・心理分野を得意とするチャイルドコーチングアドバイザー、LABプロファイル(R)プラクティショナー。子育てを楽にするメソッドを発信している。 編集/サンキュ!編集部 ※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
サンキュ!編集部