そういや最近見かけない! 昭和オヤジにはお馴染みのグリルの「JAFバッジ」はドコいった?
無料で配布されてたから付けていたという人も多かった
いざというときに手厚いロードサービスを受けられるだけでなく、ファミレスやホテル、店舗などで優待割引も受けることができるJAF。モータースポーツを嗜んでいる人にとってはライセンスの発行でもお世話になる人が多いハズだ。 【写真】旧車乗りにはお馴染み! かつて当たり前のように売っていたシールドビームとは そんなJAFの会員の証として、昔はフロントグリルにバッジを装着している車種も珍しくなかったが、近年ではグリルにJAFバッジを掲げる車両はめっきり見なくなってしまった。 JAFバッジには入会年数によって複数のバージョンが存在しており、特別なカラーのものはある種のステータスともなっていた時代もあったのだが、なぜ見かける機会が減ってしまったのだろうか? じつはこのJAFバッジ、クルマのデザインの変化もあってフロントグリルに装着できる車種が減ってしまったということで、平成7年から廃止となってしまっており、現在はステッカーで代用されているのである。 そのため、いまではほしくても手に入らないアイテムとなっており、旧車に乗っているユーザーなどは当時感を出すためにわざわざネットオークションやフリマサイトなどで購入して装着しているというのが現状なのだ。 ただ、いまでもJAFの通販サイトでは当時のようにフロントグリルに装着することができるアクリル製のJAFバッジが販売されており、当時風を気取るのであればこれを購入することで解決する。 とはいえ当時は入会すれば無料で入手することができたのに、通販サイトでは3880円(執筆時点)となかなかに高価となっている。一応、台座も付属しているため、部屋のインテリアとして飾ることもできるので、そういった面では妥当な金額ともいえるのだろうか。 なお、通販サイトで購入できるのは当時、入会時に配られていた一般的なブルーのJAFバッジのみであり、長期入会で入手することができた特別なカラーのものは販売されていない。そのため、当時の長期入会バッジは非常に貴重なアイテムとなるだろう。 ちなみに当然といえば当然だが、JAFのサービスは会員となっていればバッジを車両に装着していなくても受けることができる。 そもそもJAFのサービスは車両ではなく入会している個人に付帯するため、代車やレンタカー、知人のクルマに同乗しているときなどでも活用できるので、加入している任意保険にロードサービスが備わっていても入会していて損はないだろう。
小鮒康一