「この会社、ヤバい…」改革を怖がる“何もしない”上司のせいで停滞していく、昭和的企業のリアル
「今必要かな?それは未来の話じゃない?」
と言われました。 おっ、おっと…今しないんだ。 この時、ある意味ハッとしました。 今、上層部にいる人達のマインドは総じて危険ゾーンかもしれないと。なぜなら、日本が停滞していた30年にガッツリその組織で働き、上司に評価されていた人だから。 要するに、彼ら彼女たちの武器は、上司に気に入られるようにゴマをすること。
最適解はいつでも『上司が喜ぶこと』
それは間違いではないですし、戦略的に正しい。 ただ、裏を返すと、上司の脅威にならない、つまんない奴。 そのため、彼らが関わる提案は小さくまとまりますし、明らかに通すべき案件、ここ踏ん張らないダメだぞ!という未来がかかっていても、目の前の『上の人のご機嫌』を優先します。会社にお金を使わせることにもアレルギー反応を起こしたりします。まぁ、引っ込ませるんですよ。今でしょ!という案件を。 保身のためなのか、反射的にリスキーなことには危険信号を発してしまうのでしょう。 ね?つまんないでしょ。 その後、その決定事項を聞いた現場の人間は萎える。 なんだよ。やらんのかよ。うちの会社どうなん?と。 『業務改善』や『改革』が必須という事実は、社内データでも出ています。世の中の波も『業務改善』になびいているのに、逆を推進するのかーい! ほんでもってこれは、他の技術開発にも共通していたりします。ザ・ジャパンの古い体質の企業の場合。 とにかく、技術大国ニッポンとか言われていたのは昔の話。 マインドで技術芽を摘んでいるのです。 もちろん、何か新しいことをしようとするとそれなりの『予算』と『リスク』は発生します。 ただ、提案するこっちもアホではないので、『この技術が出来上がると○○円の人件費が浮きます』『○○円のプラス効果を見込めます』などと試算をしてから上申しています。 すると、 「その業務改善(や技術開発)で仕事を失った人は何をすれば良いんだ。君はその未来まで考えているのか?」 ですって。 いや、