バイデン氏支持率が討論会後に急落、民主系調査会社のメモ流出-報道
(ブルームバーグ): バイデン米大統領の支持率は先週のテレビ討論会でのパフォーマンスを受けて急落し、1週間としてはここ約3年で「最大の落ち込み」を記録した。民主党系調査会社の流出メモをニュースサイト「パック(Puck)」が報じた。
メモは民主党の主要スーパー政治活動委員会(PAC)である「フューチャー・フォワード」の調査部門オープン・ラボが作成したもの。その中で「すでに強かった大統領に対する高齢不安のさらなる増大、およびバイデン氏を大統領候補に指名すべきか否かを巡る民主党内の分裂拡大が落ち込みの要因だ」と指摘している。
バイデン氏の代わりになり得る人物として、ブティジェッジ運輸長官、ミシガン州のウィットマー知事、カリフォルニア州のニューサム知事、ハリス副大統領などの名前が挙がっている。これらの代替候補者の一部は、相対的な知名度の低さを考慮して数字を調整すると、バイデン氏よりもトランプ前大統領に対して支持率で良い結果が出ている、とメモには書かれている。
フューチャー・フォワードは、流出メモに関するコメントの要請に現時点で応じていない。メモでは調査方法、サンプル数、誤差の範囲に関する情報は含まれていない。
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原題:Biden Plummets in Leaked Democratic Polling Memo, Puck Says (1)(抜粋)
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Gregory Korte