【闘病】褐色細胞腫とは? 「更年期障害」だと思っていたら開腹手術をすることに
編集部まとめ
褐色細胞腫は年間約3000人の患者が新たに見つかっており、高血圧患者の約1%で見つかるともいわれています。症状は高血圧や頭痛、動悸、発汗、便秘などで、褐色細胞腫特有のものとはいえないのが見つかりにくい原因となっています。 検査をしても原因がはっきりしないケースや、発作的に頭痛や動悸といった症状が現れるケースでは、褐色細胞腫の可能性を疑ったほうがよいでしょう。 遺伝性も高い病気とされていますから、自分だけではなく、家族の健康を守るためにも定期的な健康診断を行うことが大切です。
【体験者プロフィール】 てんこ さん(仮称) 50代の女性。2023年春頃から突然の頭痛や動悸を感じるようになったが、検査をしても異常は見つからず、更年期と思って過ごしていた。徐々に頭痛や動悸の発作周期が短くなったため、精密検査をしたところ「GIST(消化管間質腫瘍)の疑い」で手術が決定した。その後、内分泌科で精査してもらった結果、「褐色細胞腫」と判明し、手術によって左副腎の腫瘍を摘出。現在は休職中だが、体調は快方に向かっており、復職を検討している。
【この記事の監修医師】 久高 将太 先生(琉球大学病院内分泌代謝内科) ※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。
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