「ネットは野獣の王国、投げ銭で稼ぐため枕営業も」 韓国女性インフルエンサーが暴露
マネーロンダリングの温床にも
さらにカン・ドンランは27日、自身のユーチューブチャンネルに「動物の王国であることを全て知っていながら、今更」という題名で動画を掲載した。そのなかで彼女は「刑務所に行ったうえに麻薬をやっても、動画配信すればお金を稼げるという。これを見て育つ子供たちが何を学ぶのか」と一喝した。 この動画の中でカン・ドンランは、元暴力団出身インフルエンサーが、麻薬の投与や販売容疑で逮捕された事件について「アフリカTVはここまでヤバくなかったけど、コロナ禍以後、違法行為で金を稼ぐ人々の参入が多くなった。私はこんな違法行為は気にせず、収益が途絶えないように(視聴者から)サポートを受ける立場でできることはなんでもやってみるつもりだ」と語った。 また「不法に金を稼ぐ人々はマネーロンダリングするために『星風船交換』をする。誰かがたくさん『星風船』を送ってくれると、贈られたインフルエンサーの人気が上がってWin-Winの関係となる。 インフルエンサーは『星風船』を現金化して税金と手数料を差し引いて『星風船』を贈った人に戻す方式だが、これはマネーロンダリングだ。 海外で不法サイトを運営する人たちがマネーロンダリングのために行っている」と解説を付け加えた。 <借金の肩代わりまで> さらにカン・ドンランは、アフリカTV側がこれを傍観していると批判。「アフリカTV側は得をする構造なので対応をとらない。問題が起きたインフルエンサーたちもいつでも再び入ってくることができる。アフリカTVとはそういうところだ。アフリカTV側は金を稼げる有名インフルエンサーを大事にしており、以前、あるインフルエンサーが借金をして巨額の移籍料を提示されて他のプラットフォームに移ろうとしたところ、その借金を肩代わりした」と内情を暴露した。 続けて「私もアフリカTVで配信しているが、いつかは熱が冷めるときが来る」と付け加えた。さらに「この映像が上がればアフリカTV側は降りろと圧力をかけてくるだろう。以前にもアフリカTVの問題について話したが、降りろという圧力をかけられた」と話した。 カム·ドンランはアフリカTVの看板インフルエンサーとして知られている。2023年9月に581万2258個の「星風船」を受け取り、女性インフルエンサー1位となったほか、男性誌MAXIUMコリアの表紙を飾ったこともある。果たして彼女がインフルエンサーの地位を維持しつつ、アフリカTVから独立することができるか、あるいはアフリカTV側が自浄化の道を選ぶか、今後の展開が注目されるところだ。