【ハイライト動画あり】トヨタヴェルブリッツ、逆転でボーナス点獲得! プレーオフ進出に可能性残す貴重な白星
トヨタヴェルブリッツ(トヨタV)が花園近鉄ライナーズ(花園L)に逆転勝利。プレーオフ進出枠のトップ4に可能性を残した。4月6日(土)、岐阜メモリアルセンター長良川競技場では、トヨタVのホストゲームとしてディビジョン1第12節が開催された。8位と12位の戦いだが、この試合が持つ意味は軽くない。会場には岐阜開催のリーグワンでは最多となる7,390人の観衆が詰めかけた。 【第12節ハイライト動画】トヨタヴェルブリッツ vs. 花園近鉄ライナーズ
午後2時40分、花園LのFBセミシ・マシレワのキックオフで試合は始まった。立ち上がりは花園Lの激しく前に出るディフェンスが際立つ。「勢いを受けてしまった」と姫野和樹キャプテン(トヨタV)。前半5分、花園LはNO8セル ホゼのオフロードパスを受けたマシレワがインゴールに駆け込み、先制トライを奪う。続く11分、左タッチライン際から右に大きく展開し、WTBジョシュア・ノーラとNO8セル ホゼが巧みなパス交換でディフェンスを破り、ノーラがトライ。12-0とリードする。
花園Lの圧力に押され気味だったトヨタVも相手の反則に乗じて攻め込み、22mライン内に攻め込んだラインアウトからモールを押し込む。これは花園Lに止められたが、左方向に連続アタックし、最後はSOティアーン・ファルコンのロングパスを左タッチライン際でキャッチしたWTBヴィリアメ・ツイドラキがトライ。ファルコンがゴールを決めて、12-7とする。21分には、HO彦坂圭克がモールの右サイドを突いてトライ。14-12と逆転し、さらに25分、FB高橋汰地が防御裏に転がしたキックをツイドラキが追いかけて確保。ゴール前に迫り、ボールを奪われそうになったところで、素早くサポートしたCTBシオサイア・フィフィタがジャッカルに入る選手をテイクオーバー。SHアーロン・スミスがボールを拾ってトライ。電光石火の攻撃で、21-12とリードを広げた。
しかし、前半29分、花園Lのマシレワにトライを返され、再び拮抗した展開となる。36分、交代出場のHO加藤竜聖がトライして、28-19とリードを広げるが、花園Lのクエイド・クーパーにPGを決められ、28-22と6点差で前半が終了した。自陣で反則をしては失点するのは両チームに共通の課題だが、地域を獲得するキックの精度ではトヨタVが上回り、花園Lは自陣にいることが多くなった。後半7分、クーパーのPGで28-25と3点差となるが、その後はトヨタVがスコアを重ねた。CTBチャーリー・ローレンス、WTBツイドラキのトライで、40-25とリードを広げた後の35分、ローレンスが相手のパスをカットして約50mを独走。ダメ押しのトライをあげた。