【ハイライト動画あり】トヨタヴェルブリッツ、逆転でボーナス点獲得! プレーオフ進出に可能性残す貴重な白星
最後に1本トライを返した花園Lだが、何度もチャンスを作っただけに惜しい星を落とした。向井昭吾ヘッドコーチは「自分たちのミスでトライを献上した。そこを修正できれば勝ちにつながる」と話した。地域獲得のキックが長すぎるなど何度も流れをつかみ損ねた戦いぶりは、歯がゆいものだっただろう。野中翔平キャプテンも「戦術的に負けた感覚はない」と、個人のミスなどで勝機を逃したことを悔やんだ。チャンスのラインアウトが不安定だったことも、敗因の一つだろう。勝ち点は2のまま最下位。次節(4月12)は、東大阪市花園ラグビー場の金曜ナイターで横浜キヤノンイーグルスと戦う。
勝ったトヨタVのベン・ヘリングヘッドコーチは言った。「目標であったボーナス点を獲得しての勝利を達成することができましたが、内容は満足していません」。自陣での反則などで苦しい展開になったからだ。しかし、ツイドラキ、高橋、ローレンスら個々の好プレーがチームを勢いづけ、交代出場のFW第一列(HO加藤竜聖、PR淺岡俊亮、PR木津悠輔)がスクラムを安定させた。2トライをあげたローレンスは、笑顔で語った。「今季は出だしが良くて、逆転される試合が多かったのですが、きょうは逆でしたね」。トヨタVは勝ち点29として7位に浮上。次節(4月13日)は、長崎市のかきどまり陸上競技場で三菱重工相模原ダイナボアーズと相まみえる。
村上 晃一