【高松宮記念】データではシルクロードS組 香港からの刺客ビクターザウィナーに要警戒
京都牝馬S【データ:C メンバーレベル:C】
過去10年の成績【0-2-0-7】勝率0.0%、連対率22.2%、複勝率22.2% 過去に17年レッツゴードンキ、22年ロータスランドが2着に好走している。 外枠からダッシュよくハナを奪ったモズメイメイが逃げる形となり、600m通過は34.5。直線は大きく横に広がっての争いとなる中、中団馬群で脚を溜めていたソーダズリングが外から伸び、さらに外から追い込んできたナムラクレアとの追い比べを制した。勝ちタイムは1:20.3だった。 ソーダズリングはデビューから中距離を使われていたが、昨秋に1600mの三年坂Sで勝利。ターコイズS4着を挟んでさらに距離を縮めた一戦だったが、結果を残した。今回はさらなる距離短縮に対応できるかがカギとなる。 2着ナムラクレアは前走から+10kgと先を見据えた仕上げだったようにも感じたが、しっかり伸びてクビ差まで迫った。昨年の高松宮記念は2着、スプリンターズSは3着と勝ちきれないものの安定感があり、今回も上位争いが期待できそうな一頭だ。 ロータスランドは最後方追走から直線は最内を突いて6着。高松宮記念は22年2着と上位入線したこともあり、展開がハマるかどうかに尽きる。 メイケイエールは出遅れ、抑えきれずに7番手までポジションを押し上げた。直線は外に持ち出すも瞬発力勝負では分が悪く10着。重賞2勝と得意とする舞台でのラストラン、彼女らしい走りを見せてほしい。 モズメイメイはスピードを生かして逃げたが、失速して12着。5戦連続二桁着順と近走は振るわない。
センテナリースプリントC【データ:D メンバーレベル:A】
過去10年の成績【0-0-0-1】勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率0.0% 18年のセンテナリースプリントC5着から参戦した香港のブリザードは高松宮記念でも0.2秒差の5着という結果だった。 1月28日に香港のシャティン競馬場で行われたGⅠ。好スタートを決めたビクターザウィナーが、前半600mの通過が35.99というスローペースで逃げる展開。ゴール前はラッキーウィズユー、ウェリントンらがジリジリと差を詰めるも後続に1.3/4馬身差をつけて逃げ切り。勝ちタイムは1:09.43だった。 展開に恵まれ単勝38倍と人気薄での勝利だったが、3走前の香港スプリントでは2番手から運び、ラッキースワイネスと0.32秒差の4着。日本から参戦したジャスパークローネ、マッドクールにも先着。センテナリースプリントCは香港スプリントの上位3頭に先着しており、戦ってきた相手と結果を踏まえるとあっさり勝ち切っても不思議ではない。 ライタープロフィール 三木俊幸 編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。
三木俊幸