3年前は大阪入りもコロナで初戦不戦敗…宮崎商監督「最高です。甲子園に入って泣きそうになりました」【甲子園練習】
◆全国高校野球選手権 甲子園練習(2日) 3年ぶり6度目の出場となる宮崎商(宮崎)は、前回出場の2021年、チーム内で新型コロナの感染が広がってしまい、大阪入りしながら初戦に不戦敗という〝悲劇〟に見舞われていた。 ■連続出場は…九州沖縄の代表校出そろう【一覧】 その時以来の甲子園出場だけに、橋口光朗監督は「いや、もう、最高です…。(甲子園球場に)入った時、最初、泣きそうになりました。当時のこととかを思い出すと、ちょっと感慨深いものがあります」としみじみ。捕手の谷口真主将も「3年前の先輩方は悔しい思いをされている。先輩方の代わりにいいプレーをする姿を見てもらえればと思っています」と誓った。 宮崎県大会では5試合中、決勝を含めて1点差勝利が2試合、2点差勝利も2試合と接戦をモノにして勝ち上がり。2日の甲子園練習でも、実戦形式のシート打撃に時間を割いた後、5人の投手がマウンドから投球練習。プロ注目で身長183センチの大型遊撃手ながら宮崎大会の胴上げ投手となった中村奈一輝の〝二刀流〟も注目で、橋口監督も「基本的に(継投は)3人は考えていきたい」。粘りの野球で宮崎県勢としての令和初勝利を目指す。
西日本新聞社