《ブラジル》「世界の農業界にインパクトを!」 マット・グロッソで撮影のMV公開=農業Youtuber徳本修一さん
2月にブラジルを訪れ、マット・グロッソ州でミュージックビデオ(MV)撮影を行った徳本修一さんの新曲「NO―TILL(ノーティル)」が6日にYouTubeで公開された。徳本さんが農業法人トゥリーアンドノーフ代表取締役を務め、多くの農業国際会議にも出席していることから、新曲の動画はSNSを通じて国際的にも注目を集めている。 徳本さんにとって3曲目となる今回のテーマは「不耕起」。不耕起農法では、畑を耕さないで種撒きを行う。農作業の省略化や燃料削減、生物多様性の保全などに効果がある。持続可能な農業を考える上で欠かせない技術であり、歌を通じて、世界に発信したいと思い作曲した。 「NO―TILL(ノーティル)」MVはこちら
今回のMV撮影は、トゥリーアンドノーフの農地がある鳥取県とブラジル人農家ヴィンセント・ビソニ・ネット氏が所有するマット・グロッソ州の大豆畑で行われた。ネット氏とはアルゼンチンで開催されたグローバルファーマーネットワークのカンファレンスで知り合った。 新曲公開について徳本さんは「世界の農業界にインパクトを与える!」と意気込みを語る。国際的な展開を期して歌詞は全編英語だ。更に、ブラジル農業へのリスペクトを込めて、ポルトガル語の字幕も入れた。 MV公開当日には、ブラジルの元農業大臣アントニオ・カブレーラ氏が自身のXで徳本さんの不耕起農業に対する想いに賛同し、ブラジルの進んだ不耕起農業についてコメント。農業界での国際的な注目の高さをうかがわせた。両氏は、ロンドンで開催されたGlobal Farmer Networkの会議に参加した際に交流を深めたという。