大型風車を海面に浮かべる風力発電の実証場所 田原市・豊橋市沖が選ばれる 国内では最大規模
国が進めている洋上風力発電の低コスト化について、大型風車を海面に浮かべる風力発電の実証場所に、愛知県の「田原市・豊橋市沖」が選ばれました。国内では最大規模の大型風車だということです。 国は2030年度までに風車を海面に浮かべて発電する「浮体式洋上風力」を国際競争力のある価格で商用化する技術の確立を目指しています。 こうした中、愛知県の大村知事は11日の会見で、国が選定した4つの候補海域のうち秋田県の南部沖と合わせ愛知県の「田原市・豊橋市沖」が選ばれたと発表しました。 事業は国が選定したシーテックを幹事会社とする5つの企業が協同で実施するということです。 運転が予定されている風車は海面からの高さ250メートルの大型風車1基で、国内の洋上風量発電では最大規模だということです。 今後、3年程度は漁業影響調査を行い、2029年度ごろからの運転が見込まれているということです。