年齢差のある友人関係が今、私たちに一番必要な理由
孤独の蔓延する今こそ、人生経験の異なる人同士のつながりが必要
アメリカ人生活調査センター(Survey Center on American Life)によると、パンデミックは友人関係に残酷な影響を及ぼしており、その影響は若い女性では他の年齢層よりも顕著である。実に10人に6人近く(59%)が、少なくとも数人の友人と接触が無くなったと回答し、16%は彼らのほとんどと定期的な連絡を取らなくなったと答えている。孤独が蔓延しているこの未曾有の時代に、私たちはこれまで以上に、人生経験の異なる人同士の、対人的で3次元的なつながりを必要としている。 以下ではX世代とミレニアル世代の友人3組に、どのように絆を深めたのか、互いにとって何が大切なのか、そして互いから何を学んだのかについて語ってもらった。彼女たちの言葉は、これからの人間関係のヒントになるはずだ。
ジェシカ・コーエン(54歳)、ダニエラ・スキリロ=デパオリス(30歳)
コーエン 私たちは2人ともアートディレクターで、仕事を通じて知り合いました。ですのでお互いに自分たちが働いている速度の速い環境を理解しています。私はダニエラのおかげで若くいられます。彼女は私を支えてくれますが、それ以上にチアリーダーのように鼓舞してくれる存在です。ダニエラが子どもを持ちたいと話すときは、私がアドバイスしますが、ほとんどの場合で自分の方が幼いような気がしてしまいます。彼女は私より自信家です。いつも彼女に、「どうしてそんなに賢いの?あなたはまだ30歳よ!」と言っているんです。 ミレニアル世代は、他人の目を気にしたり、恐れたりすることがあまりないように見えます。ダニエラはいつも、私がそういうことを心配しないように手助けしてくれます。仕事であれ人間関係であれ、彼女は自分のために立ち上がることを恐れません。多くのX世代がお手本にしたいほど、彼女は恐れを知らないのです。ミレニアル世代は個人的な境界線がはっきりしていて、X世代のように人間関係であれこれ言いません。ミレニアル世代は人間関係においてより平等な感覚を持っているのです。