年俸で勝る日本は「冷酷だ」 球界関係者が告白した助っ人獲得事情の変化「韓国は投手のレベルが低い認識がある」
日本は「容赦なく2軍行きを通告されることも…」
さらに同紙は日韓両球界の“違い”を強調してもいる。 「日本では外国人選手の保有制限がなく、年俸も高額である一方で、成績に冷酷だ。パフォーマンスが期待を下回ると、容赦なく2軍行きを通告されることも少なくない。シーズンを通して2軍で過ごすと、選手たちのMLB復帰の可能性はさらに狭まり、アピールできる成果(成績)もなく、新たな移籍先を探すのも難しくなる」 「ある野球関係者は『外国人選手が日本より韓国を好むのは、投手のレベルが比較的低いという認識があるからだ』と話した。日本の投手たちは総じてレベルが高いが、韓国は“滅多打ち”にされる投手が目立つ。外国人選手は韓国での成績をMLB球団に『保証書』として提出することができるというメリットがある」 たしかに指摘通りではある。近年では選手が韓国からMLBに復帰するケースは増加傾向にある。24年シーズンも前年にKBOで20勝を挙げてMVPに輝いたエリック・フェッディが復帰早々に9勝、防御率3.30の好成績を記録。一度は失格の烙印を押された米球界でのキャリアをふたたび切り開いた。 助っ人選手のプライベートのサポートなど各種生活インフラを充実させた環境を提供する球団も少なくないというKBOリーグ。制約によって日本との補いきれない金銭の差を、ありとあらゆる手段で埋める彼らの交渉は実に興味深い。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]