【巨人】 山瀬慎之助が石川で復興イベントに参加「僕にできることは野球で元気を与えること」6年目来季へ決意新た
巨人の山瀬慎之助捕手が8日、石川・七尾市内で行われた復興支援イベント「応援しよう能登!スポーツフェスタ」に参加した。 同イベントでは地震や豪雨で被災した地域の子どもたちとキャッチボールなどで交流。積極的にコミュニケーションを取る山瀬の周囲で、笑顔の花が咲き乱れた。石川・かほく市出身の強肩捕手は「子どもたちが元気になるきっかけになってくれたらすごくうれしい。すごくいい時間になりました。どこの子どもたちとも遊ぶ時間は楽しいけど、やっぱり地元が大好きなので石川県の子というのは特別な感情があります」と振り返った。 今年の1月に能登半島地震が発生。山瀬も元日、実家に帰省しており、大きな揺れを経験した。「復旧はまだまだと聞いている。何かできれば」と思いやった。自身がプレーで雄姿を届けることが地元に勇気を与えることにもつながる。「早く1軍で、という思いは僕が一番強く思っている。今年の元旦に震災もありましたし、僕が活躍することで元気になる方がいると思うので、頑張って元気を与えたい」と声を大にした。 プロ5年目の今季は1軍出場2試合にとどまった。岸田、大城卓、小林ら実力者がそろい、捕手陣の層は厚いが引き下がるつもりはない。「僕にできることは野球で元気を与えることしかないと思っている」と覚悟を口にした山瀬。来季こそ壁を打ち破り、1軍で躍動する。
報知新聞社