インディアンズの酋長チームロゴが差別問題で来季から消える!
同紙によるとロブ・マンフレッド氏が2019年のオールスターゲームをインディアンズの本拠地であるクリーブランドで開催することを決めたとき同時にワフー酋長のロゴ変更の方針が、ほぼ固まっていたようだ。 ただ、インディアンズのチーム名は変更されない。アメリカン・リーグの創設球団の1つで、インディアンズは1915年から同チーム名を続けているためだ。球団の新しいメインロゴは、大きなCの文字とIndiansの筆記体が合わせられるという。また商標を維持するため、現在のロゴの入ったマスコットの販売は続けられる。 しかし、長年の愛着のあるロゴの変更決定はインディアンズファンに大きな衝撃を与えたようで早くもSNS上で賛否が噴出している。前出の「Cleveland.com」は、「インディアンズのファンがワフー酋長のロゴ撤回にソーシャルメディアで反応している」と賛否が入り乱れている現象を取り上げ、「ファンはコミッショナーのロブ・マンフレッド氏がプッシュしたロゴの変更に対して賛成する立場と、クリーブランドの歴史の一部となるチーム遺産を攻撃するものとする両意見に分かれている」と報じた。 「ワフー酋長なしにインディアンズの歴史はない。Cを使って何をするんだ?」 「インディアンズがワフー酋長のロゴをあきらめたのは悲しいことだ」 という反対意見に対して「ワフー酋長は20世紀のもの。必ず別のロゴを作り出せる」という賛成意見や、「インディアンズはロゴだけでは語れない。ファンは理解するべきだ。ワフー酋長のロゴ撤回で、ワシントンDCのフットボールチームにプレッシャーがかかることを期待する」と、同じくネイティブアメリカンをチームロゴに使っているNFLのレッドスキンズに対して問題提起するコメントまで寄せられている。 今季限りでの廃止が決まったインディアンズのロゴ問題はまだまだ波紋を広げそうだ。