20年間「専業主婦」をやってきました。老後資金を蓄えるため「正社員」で働きたいのですが難しいでしょうか?
少子高齢化で年金についてさまざまなあり方が問われるなか、老後の生活費用捻出に向けて、個人で取り組みを行う方が多くみられます。 年金が潤沢にもらえるか分からないことから、子育てが一段落してから、老後の資金づくりのために働き始める方もいるでしょう。 しかし、これまで専業主婦として家庭のことを中心に担っていた方が、正社員で働くとなると不安がつきまといます。 今回は、専業主婦から正社員を目指せるかどうかということや、働く際のポイントについて紹介します。 ▼扶養内で働いてるけど、労働時間が「週20時間」を越えてしまった!「社会保険」に加入する必要はある?
専業主婦から正社員は目指せる
結論からいうと、これまで専業主婦として家庭のことを担っていた方でも正社員として活躍するチャンスはあります。 しかし、求人や業界・業種の見極めを行わなければ、就職まで想定よりも時間を要してしまう可能性があるでしょう。ここでは、これから正社員を目指す方向けに求人を探すコツを紹介します。 ■人材不足の求人が狙い目 人気が高い業界の求人は、未経験者よりも経験者が優遇されがちです。そのため、正社員経験がない、もしくは少ない場合には、人材不足の求人が狙い目となります。人材が足りていない業界に注目することで、早めの内定を勝ち取れるかもしれません。 また、新規事業立ち上げの求人も狙い目です。人気が高い業界であっても、新規事業立ち上げや、事業拡大のための求人であれば、採用の可能性が高まります。1人や2人など少人数の求人だけでなく、大人数の募集をしている求人をチェックしてみましょう。 ■働く前にマネープランを明確にしよう 正社員として働く前に「自分がどれくらい稼ぎたいか」「老後どれくらい資産を確保しておきたいか」というマネープランも明確にしましょう。 たとえば、「ねんきん定期便」を確認し、将来の年金額を把握した上で、毎月いくら必要でいくら不足しているのか、その不足分を補うにはいくら必要か、そのために正社員としていくら稼ぐ必要があるのかなど、具体的な金額を決めることが大切です。 また、老後に旅行するための余剰金が欲しい、孫が生まれた際にお祝いとして渡すお金を用意したいなど具体的なプランを決めると、働く際のモチベーションにもなるでしょう。