20年間「専業主婦」をやってきました。老後資金を蓄えるため「正社員」で働きたいのですが難しいでしょうか?
正社員で働くためのポイント
ここからは専業主婦から正社員を目指す方向けに、ミスマッチを減らし、ストレスを極力抑えて働くポイントを紹介します。 ■求人の見極め まずは求人の見極めが肝要です。 早く正社員で働きたいからと、あせって求人を選ぶと、入社後に「思っていた仕事と違った」「残業が多く、家事まで手が回らなくなった」などミスマッチが発生する可能性があります。 業務内容に対して給与が見合っているか、残業や休日出勤がどれくらい発生するかなど、さまざまな条件を確認することが大切です。求人内容を確認するだけでなく、不明点があれば会社に直接問い合わせることをおすすめします。疑問を解消してから選考に進みましょう。 なお、会社によっては面接を受ける前に会社説明や会社訪問を行っているところもあります。会社の雰囲気を知るために参加してみるのもよいでしょう。 ■必要に応じて相談窓口を利用する 履歴書の作成や職務経歴書の作成、面接での回答など、分からないことが多い場合には、転職エージェントやハローワークなどの専門機関を利用することもおすすめです。不安に思うことを相談しながら転職活動を進められるでしょう。 ■資格を取得してから働く方法もある これまで働いた経験が少なかったり、ある程度スキルをつけて高い収入を目指したい場合には、資格を取得してから働く方法もあります。 たとえば、医療事務の資格を取得してから病院で働く、保育士の資格を取得してから保育所や児童に関わる施設で働くといった方法が挙げられます。家事育児の合間に勉強できる場合は、資格取得に挑戦してみるのもよいでしょう。 なお、福祉業界をはじめとするいくつかの仕事においては、入社後に働きながら資格を取得できるところもあります。 求人を選ぶ際は、入社時の待遇だけでなく、入社後にキャリアアップを目指せる求人かどうかもチェックしてみましょう。
準備を整えてから働き始めよう
専業主婦から正社員を目指す場合、求人の探し方や面接対策などさまざまな不安がつきまといます。 しかし、正社員になるのは決して難しいことではありません。頼れる部分は上手に頼りながら、老後の資金確保に向けて働き始めましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部