日本代表、予想スタメン全選手紹介。イラン戦でケガ人の復帰は? 三笘先発復帰はあるか【アジアカップ2023】
日本代表は3日、AFCアジアカップカタール2023準々決勝でイラン代表と対戦する。前の試合で旗手怜央と板倉滉が負傷、伊東純也のチーム離脱が決まる中、前回大会準決勝と同じカードに日本代表はどのようなメンバーを起用するのか。予想スタメンとフォーメーションを紹介する。 【画像】日本代表、イラン代表戦の予想フォーメーションはこちら
GK:鈴木彩艶(背番号23) 生年月日:2002年8月21日(21歳) 所属クラブ:シントトロイデン(ベルギー) 23/24リーグ戦成績:16試合26失点 日本代表通算成績:8試合6失点 大会前まではデビューから4試合連続無失点を記録していたが、今大会では失点に絡む試合が続いている。昨年最も多くの試合に出場した大迫敬介は昨年12月に右手舟状骨骨折の手術を受けており、今大会では大迫の不在が響いている。 今大会のベスト8に残ったチームの中で、クリーンシートがないのは韓国代表と日本代表だけ。ただ、ベトナム代表戦やバーレーン代表戦などの失点のように、日本代表はセットプレーの守備に課題を抱えている。GKとフィールドプレーヤーとの連係に問題があり、鈴木個人の問題だけで失点数の多さを語ることは難しい。 そういった点が考えると、ここでGKを替えることは難しいだろう。前川黛也は日本代表で先発出場した経験がなく、左手首の負傷を抱えたままカタールに乗り込んだ野澤大志ブランドンは出場ゼロ。3人の中では鈴木がベターの選択で、引き続き鈴木が起用される可能性が高い。
DF:冨安健洋(背番号22) 生年月日:1998年11月5日(25歳) 所属クラブ:アーセナル(イングランド) 23/24リーグ戦成績:13試合1得点1アシスト 日本代表通算成績:40試合1得点2アシスト 冨安健洋がピッチでチームに与える影響は絶大だった。昨年12月に左ふくらはぎを負傷していた冨安は、実戦復帰となった31日のリーグ戦で足首を負傷し、年明けの日本代表合流後は別メニュー調整が続いていた。グループステージ第1節ではベンチから外れたが、第2節では後半開始からピッチに立ち、第3節、ラウンド16と2試合続けて先発出場している。 プレミアリーグの強豪アーセナルでプレーする冨安は、日本代表に高い基準をもたらす。第3節の試合後には「やるべきことをやってないから内容も伴わない」と話すなど、チームへの要求も必然的に高くなる。久保建英も第3節の後に「冨安選手に行けと言われたら行かないといけない」と話しており、冨安がいることによる影響力の高さをうかがい知ることができる。 メフディ・タレミは日本代表戦で出場停止となるが、サルダン・アズムンら強力なアタッカーを揃えるイラン代表を抑えるためには、冨安の力が必要だ。守備はもちろん、ラウンド16の先制ゴールにつながったような質の高いパス、そして今大会で冨安が「自分に課している」という得点に絡む活躍も含め、背番号22にかかる期待は大きい。