日本代表、予想スタメン全選手紹介。イラン戦でケガ人の復帰は? 三笘先発復帰はあるか【アジアカップ2023】
MF:守田英正(背番号5) 生年月日:1995年5月10日(28歳) 所属クラブ:スポルティングCP(ポルトガル) 23/24リーグ戦成績:14試合1得点3アシスト 日本代表通算成績:31試合2得点3アシスト グループステージ第3節では旗手怜央が先発で起用され、中盤で持ち味を見せていた。しかし、ラウンド16のバーレーン代表戦では先制直後に右ふくらはぎを負傷して後退を余儀なくされた。そのため、イラン代表戦ではラウンド16で旗手に代わって投入された守田が3試合ぶりに先発に復帰するだろう。 なかなかチームが軌道に乗らなかった今大会最初の2試合では、守田自身もいいパフォーマンスを見せることができなかったが、その反省はすでに消化済み。ラウンド16では前半途中という難しい場面での投入だったが、違和感なくピッチに入ることができた。こういった戦術理解能力の高さがこそが守田の持ち味でもある。投入される前にも冨安健洋にアドバイスを送るなど、チームのために働く献身性もある。 潤滑油的に動くのを得意とする一方で、自らアクションを起こしたときの迫力も魅力。バーレーン代表戦では機を見て攻め上がるシーンでチャンスを作るなど、攻撃面にも特徴を持っており、練習ではFW顔負けのミドルシュートを何度もたたきこんでいる。遠藤とともに中盤を支える頭脳は、イラン代表戦でどう機能するのだろうか。
MF:久保建英(背番号20) 生年月日:2001年6月4日(22歳) 所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン) 23/24リーグ戦成績:18試合6得点3アシスト 日本代表通算成績:33試合4得点7アシスト ラ・リーガ屈指のアタッカーに成長した22歳は、アジアカップでもその実力を証明している。チームはレアル・ソシエダでの過密日程も考慮しており、決勝に向けて徐々にコンディションが上がっていくように配慮しているようだ。初戦は途中出場で、徐々に出場時間を伸ばしており、パフォーマンスも試合ごとに向上している。初戦のベトナム代表戦では投入直後にアシスト、ラウンド16のバーレーン代表戦ではゴールと、結果もしっかりと残している。 右ウイングを務めるソシエダとは役割が異なり、今大会ではトップ下で起用されることが多い。優れたウイングプレーヤーを多く擁する日本代表では様々なエリアに顔を出してボールを触ってチャンスを作っていくプレーが多い。2023年以降は3得点7アシストと、代表ではアシスト数が上回っているのはそうした役割の違いを表している。 三笘薫がグループステージで不在、伊東純也も第3節から欠場して準々決勝以降は離脱する。久保へのマークは必然的に厳しいが、ラ・リーガで結果を残し続ける久保にとってはそれほど厳しいものではないのかもしれない。チームトップの6000万ユーロ(約84億円)の市場価値(データサイト『transfermarkt』を参照)を持つレフティーがイラン代表に襲い掛かる。