日本代表、予想スタメン全選手紹介。イラン戦でケガ人の復帰は? 三笘先発復帰はあるか【アジアカップ2023】
DF:中山雄太(背番号19) 生年月日:1997年2月16日(26歳) 所属クラブ:ハダースフィールド(イングランド) 23/24リーグ戦成績:19試合0得点1アシスト 日本代表通算成績:22試合0得点2アシスト グループステージ第1節、第2節と伊藤洋輝が左サイドバックでプレーしたが、第3節、そしてラウンド16では中山雄太が先発起用されている。どちらも所属クラブでは主力の1人で、頼もしい活躍を見せているが、今大会では中山の方がいいパフォーマンスを見せていると言えるだろう。 2022年11月にアキレス腱を断裂し、直後のFIFAワールドカップカタール2022出場を断念したが、昨夏に実戦復帰して10月に日本代表にも戻ってきた。クラブでは3バックの左を主戦場に、左ウイングバックや中盤でプレーすることもあり、持ち前のポリバレントさをいかんなく発揮して、タフなEFLチャンピオンシップを舞台に活躍している。 中山の貢献は数字に表れにくい。それでも、相手の嫌がるプレーを探り当てて選ぶ能力が高く、味方の特徴を引き出すのがうまい。バーレーン代表戦の先制ゴールのシーンでも中山の絶妙なポジショニングから相手の守備ブロックを日本代表の左サイドに寄せた結果として、毎熊晟矢のミドルシュートから堂安律のゴールが生まれた。特徴を持った選手の多い日本代表というチームが輝くためにも、中山という潤滑油は必要不可欠になる。
MF:遠藤航(背番号6) 生年月日:1993年2月9日(30歳) 所属クラブ:リバプール(イングランド) 23/24リーグ戦成績:15試合1得点0アシスト 日本代表通算成績:59試合3得点4アシスト 遠藤航はここまで日本代表のフィールドプレーヤーで唯一、今大会でフル出場している。それだけ信頼の厚さを感じさせるだけに、バーレーン代表戦以上に厳しい戦いが予想されるイラン代表戦の先発メンバーにも名を連ねるはずだ。 グループステージ第3節では警告を受けており、もう1枚イエローカードをもらうと出場停止となる。そのため、ラウンド16のバーレーン代表戦ではカードをもらわないように気をつけていたという。イラン代表戦でもカードをもらわないに越したことはないが、優勝候補でもあるイラン代表との一戦に遠藤を温存するという選択肢はないだろう。 今大会では4試合連続で失点しているが、チームの連係は試合を経るごとに成熟してきており、アンカーでプレーする遠藤はそれを肌で感じている。ここからは中2日、中3日の過密日程となるが、2018年のヨーロッパ移籍後、長期離脱もほとんどなくピッチに立ち続けてきた遠藤に休養は不要だろう。