15大会ぶり出場の帝京、開幕戦で京都橘と激突 ”古豪”のレッテルはがし「新しい帝京を表現する」【全国高校サッカー】
第103回全国高校サッカー選手権(12月28日開幕、来年1月13日決勝)の組み合わせ抽選が18日、東京都内で行われ、15大会ぶり35度目の出場となる帝京(東京B)は東京・国立競技場で開催される開幕戦で京都橘と対戦することが決まった。 歴代最多6度の優勝を誇る「カナリア軍団」が2009年大会の開幕・ルーテル学院(熊本)戦以来、15年ぶりに”聖地”に戻ってくる。砂押大翔主将(3年)は「夢である国立競技場でプレーできることをうれしく思う。帝京らしいスタイルで勝ちたい」と初々しい表情で意気込んだ。 かつては名将・古沼貞雄さん(現矢板中央アドバイザー)に率いられ、礒貝洋光、松波正信、中田浩二ら日本代表クラスのスター選手を次々と輩出した。ただ、近年は全国の舞台から遠ざかり、低迷した。砂押主将は「古豪というレッテルを貼られ続けている中で、新しい帝京を表現するために、この15年分、出られていない悔しさを力に変えて頑張りたい」と言い、「優勝するだけ」と思いを込めた。 また、前回大会覇者の青森山田は高川学園(山口)と対戦。前回大会4強の堀越(東京A)は津工(三重)、流通経大柏(千葉)は2回戦で佐賀東と激突する。
中日スポーツ