運気をアップさせたいなら、部屋の照明はとにかく“いっぱい”置くのがいい【パリ在住・井筒麻三子のインテリア風水】
人気YouTubeチャンネル「GOROGORO KITCHEN」のMamikoこと井筒麻三子さんが、パリでの家探しや新しい暮らし方を綴ります。 【写真】Mamikoさんが蚤の市で最近買った可愛いデスクライト これがフランスの通常なのかどうかはわからないのだが、我が家には造り付けの明かりがほとんどない。あるのは、廊下二箇所、キッチン、バスルームとトイレだけ。リビングルーム及び2つの寝室には、一つも電灯が取り付けられていなかった。 最初は「ヘタに微妙なデザインのライトがあるよりはいいかな」と思ったものの、買うなら気に入ったものを……なんてやっていると、なかなか明かりが増えない。 特に厄介なのは、ある程度広さがあり、かつ変形L字のような形になっているリビング・ダイニングルーム。アンティーク家具屋さんで購入したフロアライト1点では光が到底届かず、ダイニングテーブルエリア以外は夜ともなるとかなり薄暗い。 でも、そもそもヨーロッパの家は暗いところも多いし、小さいランプがあと1~2個ぐらいあればいいかな? くらいに考えていた。
ところが、以前の家も見てもらった、風水がわかるフランス人の友人に来てもらい、我が家の鑑定(?)をお願いしたところ……「え、ライトはこれだけなの? だめよこれじゃ~!」。なんでも風水において照明は、活動のエネルギーである“陽の気”を高めるものなので、「とにかくいっぱい、いっぱい置くのが大事」なのだそう。 当初は、ソファはどんなものを? 収納棚を買ったら、それを置く場所と時期は? などといった大型家具のことをメインに聞きたかったのだが、「今はそれよりも、照明を一刻も早く探すべし」とのことで、翌週から早速蚤の市に出かけ、探し回った。 こういう時、夫と趣味がそれほど違わないのは非常に助かる。可愛いと思ったものが一緒だったので、花のような形のランプシェードのデスクライト2点購入。さらに、インスタグラムでフォローしているブロカントショップでも、小さなライトを1点ポチりとした。 まだまだ家具が確定していないので、ライトの置き場所は暫定的なものの、3つの明かりが加わったことでリビングルームがだいぶ過ごしやすくなった。風水と言わずとも、部屋が明るいのと暗いのでは、断然明るい方がホッとするし、安心感が違うものなのだなと、今更ながらに気がついた(遅い)。あとは、大きなアーチ型のフロアライトを1点投入すれば、風水的にも合格点に達せるかなと考えている。 撮影/Yas
井筒 麻三子