インテリアグリーンが彩るミッドセンチュリーな空間
01 心地よい光が届くバーチカルブラインド
リビングはオットマンを置けるようL字のソファテーブルをセレクト。窓まわりをすっきりと見せるバーチカルブラインドで光と視線をコントロール。アンティークのガラスキャビネットは視線が抜けるので、窓辺に置いても圧迫感がなく、趣味で集めた器を美しく見せている。
02 家電だけが見えるセミオープンタイプ
キッチンカウンターはダイニングの家具の色に合わせて、カバの木に塗装を施したもの。キッチンの背面カウンターには〈バイタミックス〉のブレンダーや、〈クイジナート〉のオーブントースターなどが置かれている。見えることを意識してデザイン性重視で選んだ家電は、使い勝手もよくフル活用している。
04 ビタミンカラーの照明が寝室に元気な朝をくれる
寝室の照明は、ミッドセンチュリーらしい〈ジェルデ〉のシーリングランプ。オレンジのインナーカラーとシンプルなフォルムがお気に入り。ベッドサイドに置いているのは米軍払い下げの〈ドレクセルヘリテイジ〉のナイトテーブル。
05 ワークルームは上げ下げ窓で光も風も取り込む
リビングの横に設けたワークルーム。リビング側はレトロなガラスを使った上げ下げ式と回転式の室内窓で、ベランダからの光や風が取り込める。
INTERIOR POINT/レトロなフォルムと温かい光のライト
ダイニングテーブルの上に設置すると決めていた、アンティークの雰囲気を持つシーリングライト。アンバーガラスのように見える、オレンジ色のアクリル樹脂でできていて、明かりを灯すとレモンイエローに輝き、オン/オフの印象の違いも楽しめる。ミッドセンチュリーのデザインとも相性のいい円筒形のフォルムもお気に入りポイント。10年以上前に購入し、転居のたびに持ち運んできたという。
「家づくり自体が楽しくて、終わった後はしばらくロスになったほど。ワークルームにミシン3台や編み機も入れて、趣味の製作も楽しめるようになりました」 ●ハウストラッド TEL:03-6412-7406 ※雑誌『Safari』8月号より
写真=松村隆史 文=中城邦子