「熱く闘います!」マリノスDF上島拓巳が福岡に完全移籍! 横浜には感謝「選手としても人間としても大きく成長できた」
「非常に熱意のあるオファーをしていただきました」
アビスパ福岡は12月12日、横浜F・マリノスからDF上島拓巳を完全移籍で獲得したと発表した。 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開! 柏レイソルのアカデミー出身の上島は、中央大を卒業後の2019年に柏でプロキャリアをスタート。その後、20年に福岡に期限付き移籍し、翌年に復帰。23年に横浜に新天地を求め、今季は26試合に出場。通算ではJ1で93試合に出場し、J2では52試合2得点をマークしている。 そんな27歳は、福岡の公式サイトで次のようにメッセージを発信した。 「皆さんお久しぶりです。5年ぶりにアビスパ福岡でプレーさせていただくことになりました。アビスパ福岡から離れてからの4年間で、クラブはJ1リーグに定着し、ルヴァンカップ優勝など着実に成長している姿を見てきました。そして今回クラブとして、J1リーグでの上位争い、ACLE出場、そしてより多くのタイトル獲得という次のステップに行くために力を貸してほしいという非常に熱意のあるオファーをしていただきました。 僕自身がこの4年間でどれだけの成長をできたのかは分かりませんが、すばらしいクラブでたくさんの経験を積むことができました。自分の持っている全てをこのクラブに注ぎ、アビスパ福岡のために熱く闘います!」 また横浜の公式サイトを通じ、「このたび、アビスパ福岡へ移籍をすることになりました。まずは公式戦61試合という過密日程の中、結果が出なくても、遠く離れた異国の地でも応援し、サポートしていただいたファン・サポーターの皆さん、本当にありがとうございました」と伝え、在籍した日々を振り返る。 「この2年間でタイトルを取ることができず、一緒に喜ぶことができなかったことがとても心残りです。特にクラブとして悲願でもあるACLのタイトルを目前にし、2,000人ものファン・サポーターの皆さんの後押しがあったにもかかわらず、残念な結果になってしまったことが今でも本当に悔しいです。もっとこうしておけばよかったと今でも思います。 その気持ちを忘れたことはないですし、レギュレーションが変わったACLEになってからも、忘れ物を取りに帰るという気持ちで常に戦っていました。そしてグループリーグの突破が目前になり、来年の決勝トーナメントに向けてという中でこの決断をしました。長い間悩みましたが、この決断に後悔はありません。あとは横浜F・マリノスのすばらしい仲間たちに託しました」 自身にとって、かけがえのない時間に感謝しかない。 「2年間という短い時間でしたが、横浜F・マリノスでプレーできた時間は本当にすばらしいものでした。僕のサッカー観を変え、選手としても、1人の人間としても大きく成長できたと思っています。来年からは対戦相手になりますが、横浜F・マリノスのアタッキングフットボールに自分なりのスタイルで抑え込みます。2年間本当にありがとうございました!」 構成●サッカーダイジェストWeb編集部