【加藤ローサさん(39)】の自立を促す子育てとは「“我が道のみ”を突き進む松井家男子3人。」|STORY
鮮烈のデビューから、人気絶頂のタイミングで結婚、渡仏。出産と子育てを経てなおも輝きを放つ加藤ローサさん。記憶にないぐらい大変だった静岡時代、そして性格が真逆な2歳差兄弟に翻弄されながらも、それぞれに愛情をいっぱい注ぎ続けています。子どもの自己肯定感と自立心を養うためにローサママががんばったこととは? 【画像をみる】加藤ローサさん(39)ずっと変わらない!自然体な魅力 加藤ローサさんprofile 女優・モデル・タレント。1985年生まれ。16歳でモデルデビュー後、『ゼクシィ』CMで披露したウエディングドレス姿で大ブレイク。現在はタレント、女優としても活躍。プライベートでは13歳と11歳の男の子のママ。夫は元日本代表の松井大輔氏
子どもの幼少期は大変すぎて記憶が飛んでいる
長男をフランスで、そして2歳差の次男は日本で出産。海外生活での育児は比較的夫も協力的だったのですが、帰国してからは完全なワンオペに。あの時期は本当に辛かったですね。家はぐちゃぐちゃ、外出も下の子を背負いながら、落ち着きなく走り出す長男の手を必死につかんで…あまりの大変さに私自身が倒れかけました。でも自分も仕事をしていた経験から、アスリートの夫にコンディションを崩してほしくないという気持ちもあったので我慢して…今思うと誰かに助けを求められたらよかったなと思います。記憶がなくなるくらいの日々でしたが、唯一、ママ友には恵まれました。長男が幼稚園に入ってからは家族みたいに思えるママ友たちと、土日お父さんがいないメンバーで集まってお泊まりしたり、母子生活を大満喫して。静岡ライフのスタートは良いものとは言えませんでしたし、夫がいなかったことを恨む気持ちもあるけれども、夫がいなかったおかげで新たな幸せを見つけられたのはよかったです。「パパいなくても楽しいし大丈夫だから!」と思えるくらい、たくましくもなりましたしね。
みんな自己チュー!ママは大変!
見事に好みがバラバラな家族。2歳差兄弟も、小さい時から食べるものも遊びたいことも全く別!長男はハンバーガー食べたい、次男はラーメン…「わかった、わかった!」と。長男は映画を観たい、次男は公園に行きたいと言ったら、「オッケー!映画観た後に公園行こう!」とにかく2人の主張を全部聞いてあげようとしたので、自分の首締めているぞとも思っていました。「今日はママが食べるものを決める」って従わせてたらよかったのかな…とも思いますが、2人とも、自分たちの主張が受け入れてもらえないときの拒否反応が尋常ではなかったので仕方がなかったです。習い事も、やったー、同性だし同じ習い事で大丈夫でしょ、という私の期待は裏切られ見事にバラバラで、子どもの送迎だけでパズルのようなタイムスケジュールに。まあ、そうですよね、父親も好きなことにまっすぐな人で嫌なことは断固拒否なタイプ。私自身も意志がはっきりしているほうだから、家族みんな、自己主張が激しくなるのは当然のこと。でも、そのおかげか、割と小さいうちから兄弟2人とも自立していたように思います。自分のやりたいことがはっきりしているから、長男は小学4年生くらいからは1人ででも好きな映画を選んで観るようになりましたし、次男も好きなサッカーに打ち込んでいますからね。