ミラン移籍のモラタ、背景にスペインメディアやファンへの不満も?「イタリアの人々は信じられないほど僕を尊敬してくれる」
ミランは19日、アトレティコ・マドリーのスペイン代表FWアルバロ・モラタ(31)が完全移籍で加入することを発表した。背番号は「7」に決定。契約期間は2028年6月30日までの4シーズンとなり、1年間の延長オプションが付いている。 【写真】「驚くことだろう」ユベントスが今季1stユニフォームをお披露目 先日のEURO2024で主将として12年ぶり4度目の優勝に貢献したモラタは、2022年夏にユベントスからアトレティコへ復帰加入。在籍した3シーズン半で公式戦154試合に出場し、58ゴールを記録した。 アトレティコとの契約は2年残っており、一時は残留も示唆していたが、アメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』によると、EURO2024の開催中にスペインのメディアやファンから敬意を払われていないと不満を漏らしていたという。 モラタはアトレティコを去る決断について「さまざまな理由で100%の力を発揮できない状況にある時、この(退団する)選択肢が誰にとってもベストだ」と語った。 さらにイタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じ、ミラン移籍を決めた理由も明かしている。 「単純なことだよ。ズラタン(・イブラヒモビッチ)、チーム、そして監督が僕に示してくれた信頼だ。僕のキャリアの最高の時期がまだこれからだと分かっているし、ミランというビッグクラブに行きたいんだ」 「実のところ、イタリアの人々は信じられないほど僕をリスペクトしてくれている。また(セリエAで)プレーするのが待ち切れないよ。彼らは僕にポジティブなことを全て伝えてくれた」 モラタは2014年から2016年、2020年から2022年までの2度にわたってユベントスに在籍。計4シーズンで2度のセリエA優勝、3度のコッパ・イタリア制覇などを経験した。今回が3度目のセリエA挑戦。ミランを退団したFWオリビエ・ジルーの後釜としての活躍が期待される。