3大コンサルティング企業「MBB」で働くということ…採用確率とその特徴をまとめた(海外)
マッキンゼー、ベイン、BCGはトップクラスの戦略コンサルティング企業であり、採用は非常に狭き門となっている。 これらの3大企業は合わせて「MBB」と呼ばれ、フォーチュン500企業を顧客に持ち、社員は高い給与を得ている。 MBBでの経験は高く評価され、さまざまな業界でのシニアポジションへの道を開くことが多い。 マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company)、ベイン・アンド・カンパニー(Bain & Company)、ボストン・コンサルティング・グループ(Boston Consulting Group:BCG)は、まとめて「MBB」と呼ばれ、世界のトップ3の戦略コンサルティング企業と見なされている。 「ビッグ3」とも呼ばれるMBBの顧客には、フォーチュン500企業(年間収益が全米トップ500の企業)や政府機関が含まれる。 企業のCEOたちは、M&A(合併・買収)の対応や予算編成、コスト削減といった事業戦略や複雑な問題を解決するための専門知識を求め、MBBに頼ることが多い。 MBBは、トップクラスのMBAの学生が最も就職したい企業とされているが、非常に狭き門であり、採用率は1%にも満たない。一方、MBBで働いた経験のある人がトップビジネススクールのMBAプログラムに入りたい場合、その合格率は極めて高い傾向にある。 MBBは他のコンサルティング企業よりも給与水準が高い傾向にあるが、その分、仕事に対する責任と期待も大きい。 また、MBBで働く社員は非常に高く評価され、他の企業からも切望される人材だ。そしてフォーチュン500企業やスタートアップ、ヘッジファンド、プライベートエクイティ企業に引き抜かれ、シニアポジションに就いたり、自ら起業したりすることが多い。 この「ビッグ3」は「ビッグ4」と混同されることもあるが、ビッグ4はデロイト(Deloitte)、アーンスト・アンド・ヤング(EY)、KPMG、PwCを指し、これらは世界最大の会計事務所だ。ただし、ビッグ4もコンサルティングやその他のサービスを提供している。 MBBは戦略および経営コンサルティングを専門とする企業だ。以下にそれぞれの特徴を示す。