3大コンサルティング企業「MBB」で働くということ…採用確率とその特徴をまとめた(海外)
マッキンゼー・アンド・カンパニー
マッキンゼーは、ビッグ3の中で最も権威があると一般的に考えられている。また、歴史も最も古く、1926年に設立された。 ニューヨーク市に本社を置き、MBBの中でも最大規模で、世界130拠点以上に4万5000人以上の従業員を抱え、グローバル・マネージング・パートナー兼取締役会議長を務めるボブ・スターンフェルス(Bob Sternfels)が率いている。 2023年の収益は約160億ドル(約2兆4000億円)だった。 マッキンゼーがBusiness Insiderに語ったところによると、同社の求人には毎年100万件以上の応募がある。2024年には前年と同様に約6000人を採用する予定だという。 つまり、採用率はわずか0.6%だ。 コンサルティング業界向けの面接指導サービスを提供するManagement Consultedのデータによると、 マッキンゼーの新卒採用者の平均基本給は学部卒で11万2000ドル(約1680万円)、MBA取得者で19万2000ドル(約2900万円)となっている。 高給ではあるが、マッキンゼーはその過酷な労働で知られており、入社したばかりのアナリストでさえ、1日12~15時間働くことがある。ある元社員は、マッキンゼーでの体験はメンタルヘルスに大きな負荷がかかったが、最終的には自信につながり、幅広い人脈も築くことができたとBusiness Insiderに語った。
ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)
BCGは1963年にボストンで創設され、現在もボストンに本社を構えている。2023年時点で、3万2000人の社員を擁し、世界128拠点に展開している。 2023年のグローバル収益は約120億ドル(約1兆8000億円)だった。 同社は、2021年からCEOを務めるクリストフ・シュヴァイツァー(Christoph Schweizer)と、グローバル会長であるリッチ・レッサー(Rich Lesser)に率いられている。 BCGの人材責任者であるアンバー・グレワル(Amber Grewal)によると、同社の求人に対して毎年100万件以上の応募があり、そのうち採用されるのはわずか1%だという。 生成AIブームの中、BCGはこれまで以上に幅広い職務に対応できる人材の採用を進めている。「この技術により当社が必要とする人材と専門知識の構成が変わるだろう」と、グローバル人事チーム長のアリシア・ピットマン(Alicia Pittman)が、以前Business Insiderに語っていた。 Management Consultedのデータによると、2023年におけるBCGの新卒採用者の平均基本給は学部卒で11万ドル(約1650万円)、MBA取得者で19万ドル(約2850万円)だった。