左から最多打点賞のトヨタ自動車・逢沢崚介、首位打者賞の王子・吉岡郁哉、最優秀防御率賞の三菱重工East・本間大暉。いずれもベストナインに選ばれた

　社会人野球を統括する日本野球連盟（JABA）は9日、2024年度の社会人野球表彰（毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社共催、シチズン時計、ネクストベース協賛）の受賞者を発表した。 　都市対抗で優勝し橋戸賞（最優秀選手賞）を獲得した三菱重工Eastの本間大暉投手（30）が最優秀防御率賞、日本選手権を制したトヨタ自動車の主将・逢沢崚介外野手（28）が最多打点賞に輝いた。打率4割8分1厘で22年度に続いて2度目の首位打者賞を獲得した王子の吉岡郁哉外野手（28）を含む3人は、ベストナインとのダブル受賞となった。 　日本選手権で準優勝したHondaの東野龍二投手（29）が最多勝利投手賞、最多本塁打賞はENEOS・村上裕一郎外野手（23）が5本で受賞した。 　ベストナインは、三菱重工Eastから本間投手に加え、対馬和樹捕手（32）、プロ野球・オリックスからドラフト4位で指名された山中稜真一塁手（23）の3人が選ばれた。トヨタ自動車からも、逢沢外野手に加え、守備力に定評のある和田佳大遊撃手（27）と佐藤勇基二塁手（26）の3人が入った。三菱重工Eastの補強選手として都市対抗で2本塁打を放ち、指名打者で選ばれた東芝・下山悠介選手（24）を含め、10人のうち8人が初受賞。 　表彰は、都市対抗と日本選手権、全日本クラブ選手権、優勝チームに日本選手権出場権が与えられるJABA主要11大会の成績を基に選考。表彰式は12日に東京都内で行われ、毎日新聞デジタルの特集ページ（https://mainichi.jp/ama-baseball/awards2024）でライブ配信する。【円谷美晶】 　◇2024年度社会人野球表彰 首位打者賞　吉岡郁哉（28）王子②打率.481　15試合52打数25安打 最多本塁打賞　村上裕一郎（23）ENEOS（初）12試合5本 最多打点賞　逢沢崚介（28）トヨタ自動車（初）20試合21打点 最多勝利投手賞　東野龍二（29）Honda（初）7試合6勝 最優秀防御率賞　本間大暉（30）三菱重工East（初）防御率1.04　43回1/3、自責点5 　◇ベストナイン 投　手　本間大暉（30）三菱重工East（初） 捕　手　対馬和樹（32）三菱重工East（初） 一塁手　山中稜真（23）三菱重工East（初） 二塁手　佐藤勇基（26）トヨタ自動車② 三塁手　野崎大地（29）西濃運輸（初） 遊撃手　和田佳大（27）トヨタ自動車（初） 外野手　逢沢崚介（28）トヨタ自動車（初） 外野手　吉岡郁哉（28）王子（初） 外野手　網谷圭将（27）ヤマハ② D　H　下山悠介（24）東芝（初） ※氏名の後の数字は年齢。所属の後の丸囲みは受賞回数