ポルシェ964世代を7千万円超えの高級電動モデルとしてレストモッド!パワートレーンはテスラから移植
近年、Singer、Gunther Werks、Tuthillなどの企業が、レストモッド・ポルシェ911を続々と発表しているが、新たに「カルマ オートモーティブ」が964世代の911をレストモッドした。フルエレクトリック化されたレストモッド費用は50万ドル(約7千万円)からと高額 現代風にアレンジされたクラシック911の多くは、高回転のエンジンが響くが、カルマの新しい「7-97 E-Volt」は完全電動となっている。レストモッド911が電気で動くと考えると、期待と不安が入り交じるが、世の中にはこのような車の需要があると思われ、カルマも明らかに同じ気持ちなのだろう。 心臓部には、テスラ「モデルS」からアップサイクルされ再設計されたパワートレーンを搭載している。バッテリーは63 kWhのユニットで、モーターは最高出力450psと最大トルク660 Nmを発揮する。動力パフォーマンスでは、4 秒未満で時速62マイル(100 km/h)に到達、1回の充電で180マイル(290 km)走行可能で、CCS急速充電機能をオプションで選択すると、1時間未満でゼロから80%まで充電できるという。 この時点で、63 kWhバッテリーを搭載した964は非常に重いと思われるかもしれないが、カルマによると、そんなことはなく、7-97 E-Voltの重量は1,374 kg(3,029ポンド)で、オリジナルの964 Turboと同等だという。 軽量の亜麻繊維で作られた新しいボディパネルが使用され、空気力学も改善、オリジナル964よりもかなり頑丈に見える。アダプティブサスペンションが標準装備されており、アップグレードされたスチール、またはカーボンセラミックブレーキの選択肢も提供している。 インテリアには、電動エアコン、Apple CarPlayをサポートするBluetoothオーディオシステム、雨滴感知ワイパー、ソフトレザー、セミアニリン素材、さまざまな色のオプションなど、いくつかの最新機能も備わっている。 注目の価格だが、レストモッド費用は約50万ドル(約7千万円)からとかなり高額だ。同社は、レストモッド後も、完全に元に戻せるから安心だというが、そちらの費用は発表されてない。
APOLLO