東海地方 夏空から一転 曇りや雨の日が急増 暑さは日に日に和らぎそう 2週間天気
東海地方は、8月下旬は曇りや雨の日が多くなるでしょう。これまでのような体温超えの猛烈な暑さとなる日は少なくなり、日に日に暑さは和らぎそうです。 東海地方の2週間天気
夏空から一転 雲の多い空模様
昨日18日までの夏空から一転、今日19日の東海地方は雲の多い天気となっています。お盆休みが明けて、今日19日からお仕事の方も多いのではないでしょうか。今週は、これまでのような強い日差しが照りつける日は少なく、曇りや雨の日が多くなりそうです。 また、台風9号は沖縄・宮古島の東の海上を北上中です。この後も東シナ海を北上し、21日(水)に黄海に進んだ後、熱帯低気圧に変わり、22日(木)には日本海へ進む見通しです。東海地方へ直接的な影響はありませんが、台風の北上に伴い、熱帯由来の暖かく湿った空気が流れ込むため、局地的な大雨に注意が必要です。
2週間天気前半:20日(火)~26日(月) 今週後半は雨量が多くなる恐れ
明日20日以降も、東海地方には南から湿った空気が流れ込みやすいでしょう。また、台風9号の北上に伴い、熱帯由来の暖かく湿った空気の影響を受けることがありそうです。各地で傘マークの日が多くなっていますが、雨が長く降り続くというよりも局地的に大雨となったり、短い時間にザっと降るような雨となりそうです。変わりやすい天気がしばらく続くため、天気の急変に注意してください。 今週後半、23日(金)から24日(土)は前線が本州付近を通過するため、広い範囲で雨となるでしょう。25日(日)以降も前線が本州付近に停滞する見込みです。前線に向かって熱帯由来の暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となりそうです。東海地方に活発な雨雲がかかり、雨量が多くなる恐れがあります。最新の天気予報を確認するようにしてください。
ゲリラ豪雨に遭遇したら
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。 ①頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。 ②最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。 ③地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。
2週間天気後半:27日(火)~9月1日(日) 暑さは幾分和らぐ
27日(火)以降も、本州付近は南からの湿った空気が入りやすい状態が続く見込みです。東海地方は雨の降る日が多く、傘が手放せないでしょう。最高気温を見ますと、暑さは幾分和らぎそうです。雲に覆われて日差しが少なくなるため、猛暑日(最高気温35℃以上)の予想はない見込みです。極端な暑さとなる日はなく、少しホッとできそうです。ただ、湿度は高く不快な蒸し暑さが続くため、体調管理に気をつけながらお過ごしください。
日本気象協会 中部支社 竹下 のぞみ