スズキ元会長の鈴木修さん死去、94歳 アルトやワゴンRをヒット
スズキは27日、元会長兼社長で、同社相談役の鈴木修(すずき・おさむ)さんが25日に悪性リンパ腫のため死去したと発表した。94歳だった。葬儀は近親者で営んだ。後日、会社主催のお別れの会を開く。 【写真】鈴木修氏 創業家出身で2代目社長だった故鈴木俊三氏の娘と結婚し、1958年に鈴木自動車工業(現スズキ)に入社。78年に社長に就くと、低価格で経済性に優れた軽自動車「アルト」や「ワゴンR」をヒットさせた。 インド市場の可能性に早くから注目し、進出を主導。インド政府系企業と合弁会社を設立し、83年に小型国民車の生産を開始。2002年には子会社化した。一時はインドの乗用車の市場占有率(シェア)で5割近くにするなど、日本を上回る存在感を発揮した。
朝日新聞社