林官房長官と2度目の挑戦支える妻を取材 総裁選へ課題は…
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出馬表明ラッシュが続く自民党総裁選。日本テレビは3日朝、会見を控えた林官房長官と2度目の挑戦を支える妻を単独取材しました。そして、小泉進次郎議員にも動きがありました。
決意表明の朝。林官房長官は妻・裕子さんとリラックスしたひとときを過ごしていました。 林官房長官 「(林家では)こちらが一番偉いから」 妻・裕子さん 「いやいやいや。(林家は)対等なんですよ、みんな」 ──今日はどんな気持ちで送り出しますか? 妻・裕子さん 「平常心って感じで。自分でできない範囲もありますからね、相手がいることだし。頑張ってくださいね」 妻の励ましを受けたあと、選んだネクタイはイメージカラーの「緑」。 ──なぜ緑なんですか? 林官房長官 「優しい感じとか、緑ですから林の色ですし。林カラーですね」
そして午後2時半から臨んだ出馬会見。打ち出したのは… 林官房長官 「より明るい未来に向かって、安定した国民の皆さんが安心できる人にやさしい政治、『仁』の政治を行っていきたいと思っています」 「困っている人に手を差しのばす『仁』の政治を行いたい」と決意を述べました。 総裁選への挑戦は2012年以来、2度目となる林長官。外相や防衛相など、重要閣僚を歴任してきた経験が強みです。ただ、林長官の出馬に党内からは、「岸田首相が退陣したのに官房長官が出馬するのは理解できない」との声も上がっています。 林官房長官 「経験や実績、そういったものをこの時期に(出馬を)見送ることによって、そのままにしていいのかと、そういう強い思いにかられて、仲間の皆さんとも相談した結果、出馬を決断した次第です」 また、知名度の低さから、課題は党員票の獲得です。さらに所属する岸田派からは、上川外相も出馬に意欲を示していて、議員票獲得に向け支持を広げられていないのも不安要素です。 こうした中、岸田派は3日、解散届を総務省に提出しました。総裁選の大きなテーマとなっている“脱派閥”について問われると… 林官房長官 「一緒にやってきた関係というのは、宏池会(岸田派)が派閥としてなくなっても続くものだと思っています」
6日に出馬会見を行う無派閥の小泉元環境相は派閥について… 小泉元環境相(3日午前) 「(国民が)今、自民党に求めていることは、派閥の力学で内向きの政策や内向きの論理でさまざまなことが決まる自民党ではなく、国民を見て、国民が求めている一つ一つの小さな願いも実際に形にしてくれるような自民党を求めていると思います」 また、4日には茂木幹事長が出馬表明を行うなど、今週は出馬表明がラッシュとなります。