【日本株】第1四半期の決算で“進捗率”が高い「好発進銘柄」を紹介! 割安で配当利回り5%超の「竹内製作所」や、高ROEで増収増益の「エービーシー・マート」に注目
【日本株】第1四半期の時点で、通期計画に対して進捗率が高い「竹内製作所」と「エービーシー・マート」に注目! 【図版】スタートダッシュに成功した高進捗率の株! ●海外での売上が堅調に伸びる建機メーカーの「竹内製作所」と、 靴の小売業界を独走する「エービーシー・マート」に注目! 2月期決算企業と3月期決算企業の2025年の第1四半期決算が出揃った。期の4分の1を通過した第1四半期決算で、まずチェックしたいのは初速の勢い。これを確認できるのが、通期計画に対してどこまで進んだかを測る「進捗率」だ。 一般的には、第1四半期の進捗率は25%が一つの目安とされる。しかし、業種や企業によっては、売上が期末に集中するなど季節要因がある。そこで、注目したいのは前年同期の進捗率だ。前年同期よりも進捗率がよかった企業は、成長に勢いがあると考えられる。 以下では、本業の儲けを示す「営業利益」の進捗率に注目して選んだ2銘柄を紹介。銘柄選びの参考にしてほしい(※株価などのデータは8月6日時点。銘柄選択は智剣・Oskarグループの大川智宏さん。8月は株価の乱高下が激しかったため、6日時点の株価と最新の株価が乖離している場合もある。投資する際には最新の株価を必ず確認してほしい)。 一つ目の銘柄は、第1四半期の営業利益の進捗率が28.9%(前年同期は24.2%)の竹内製作所(6432)だ。 竹内製作所は長野の建機メーカー。高品質な製品で知られ「建機のベンツ」の呼び名もあるほどだ。欧米でインフラ関連の建設投資が旺盛だったことから、海外での販売台数が増加。積極的な価格転嫁と円安の恩恵も受け、前年同期比で大幅な増収増益を達成した。高い収益性だけでなく、PERが6倍台という割安さと、5%を超える高い配当利回りも魅力的だ。 続いて紹介するのは、第1四半期の営業利益の進捗率が31.4%(前年同期は30.3%)のエービーシー・マート(2670)だ。 エービーシー・マートは靴の小売り大手。第1四半期は営業利益9%増と好発進。国内は郊外を中心に14店を新規出店、特にスポーツ関連を強化し、販路拡大で攻勢をかける。客数は前年並みながら販売単価が上昇し、順調に業績を伸ばす。アジアを中心に海外売上高が3割。前期末時点でROEが12%超と高いのも魅力。
ザイ編集部
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