高校サッカー決勝は徳島市立VS徳島商
第103回全国高校サッカー選手権大会徳島県大会(県サッカー協会、四国放送など主催、読売新聞社後援)は2日、徳島市球技場で準決勝2試合が行われた。第1試合は徳島市立が後半に鳴門に勝ち越し、第2試合は、徳島商が徳島科学技術の追い上げを振り切って、それぞれ決勝進出を決めた。決勝は9日に同球技場で行われる。(佐藤萌) 【画像】激しく競り合う徳島市立と鳴門の選手たち(徳島市で)
2―2の同点から徳島市立は69分、コーナーキックからDF好浦悠仁選手が頭で合わせてゴールを決め、勝ち越した。続く72分には、FW鈴木悠哉選手が追加点を奪い、勝利をつかんだ。 鳴門は29分、FW大津一彩選手のシュートで先制点を挙げ、61分にも同点に追いついたものの、後が続かなかった。徳島市立の上田寛大主将は「後半にリズムを作れるようになった。決勝も絶対勝って、全国大会に進みたい」と力を込めた。
徳島商はFW藤沢珀人選手が1年生ながら先制点を奪い、その後もゴールを決め、ハットトリックを達成する活躍を見せた。雨で足場の悪い中、FW篠原健太選手やMF元木然選手も点を重ね、計5点を挙げて突き放した。
徳島科学技術は54分と71分、相手の好機からカウンターを仕掛け、FW鈴江京太郎選手が計2点を挙げたが、力尽きた。 徳島商の小西健太監督は「打倒徳島市立という気持ちで入ってきている選手も多い。全てのクオリティーを上げて挑みたい」と意気込んだ。