全体9位?13位? 全米メディアも八村塁のNBAドラフト指名順位に注目!
6月20日に開催されるNBAドラフトに先立ち、プレーオフ進出を逃した14チームを対象に上位指名順位を決めるドラフトロッタリー(抽選)が14日にシカゴで行われ、全体トップの指名権はニューオリンズ・ペリカンズが獲得、最下位の30位がミルウォーキー・バックスだった。全米メディアは、このロッタリーの結果を受けてドラフトの指名予想を行っているが、日本人として初のNBAドラフト指名が確実視されているゴンザガ大の八村塁(21)にも注目が集まっている。 ペリカンズがトップの指名権を得た全体1位は、数々の年間最優秀選手賞を受賞、ナイキ製のシューズが試合中に壊れて怪我をしたことでも話題となったデューク大のザイオン・ウィリアムソン(19)が有力視されているが、日本人初のNBAドラフト指名がかかる八村への注目度も高く、全米メディアの多くがドラフト1巡目での指名を予想した。 最も高い評価をしたのはNBCスポーツ。ドラフトの1巡目指名を展望する記事の中で八村は9番目の指名権利を得たワシントン・ウィザーズの指名を受けると予想した。 「八村はサイズがあって器用でバスケットボールIQが高い。彼のような選手は、(ウィザーズのような)小さく素早い選手がいるチームに好結果をもたらすためのサポートができるかもしれない」と分析した。 ニューヨークポスト紙は「NBA模擬ドラフト。ウィリアムソンの後のドラフト順位はどのような顔ぶれか」との見出しを取った特集記事の中で、ドラフト13番目の権利を得たマイアミ・ヒートが八村を指名すると予想した。 「八村はハードにプレーし、スモールフォワードでもパワーフォワードでも起用することができ、中距離のジャンプシュートを持つ。彼の課題は、それを3点シュートにすることだろう」との解説をつけた。 CBSスポーツは「ウィリアムソンは1位指名権獲得のペリカンズに指名されるだろうが、ドラマはロサンゼルス・レイカーズの4位指名から始まる」との展望記事を掲載し、同じく八村はドラフト13位でマイアミ・ヒートに指名されると予想した。