全体9位?13位? 全米メディアも八村塁のNBAドラフト指名順位に注目!
記事は「八村は、シュートのエリート選手とは考えられていないが、限られたシュート数の中ながら3点シュートで成功率41.7%を残した。マイアミ・ヒートが求めている要素はエネルギーとタフさ。八村はエネルギーと運動能力に溢れた4番(パワーフォワード)で高いレベルの守備ができる」と評価。 「(マイアミ・ヒートの)エリック・スポールストラ・ヘッドコーチは彼を気に入るだろう。また思い出してほしい。日本人として初めてドラフト抽選で選ばれることになるだろう八村は、相対的にバスケットボール経験が浅い。彼はまだ多くの伸びしろがある。また世界市場での成長も望める。ヒートは日本市場や、2020年の東京オリンピックで日本代表のスター選手となる八村とともに巨大なマーケティング機会を得ることができるかもしれない」とヒートの指名理由を分析した。 またCBSスポーツは別の特集記事の中でも八村について触れ「八村は1年生で1試合平均のプレー時間が4.8分の選手だったが、3年生になるとレギュラーシーズンをAP通信のランキング1位で終え、フィールドゴール成功率59.1%、3点シュートは41.7%を残す選手となり、上位20位にリストアップされる若手の有望株に成長した」と絶賛。 「6フィート8インチ(203センチ)のフォワードは、母国の日本で10代になるまでバスケットボールを始めておらず、大学ですべての面で毎年、成長を見せてきた。彼にさらなる伸びしろがないという考えを持つ理由はない」と、プロ入り後の成長度に期待を寄せた。 スポーツイラストレイテッド誌は、16位のオーランド・マジックから指名を受けると予想。「八村はドラフトコンバイン(各チームの担当者に練習風景を視察させる場)への不参加を決断して周囲を驚かせた。彼の代理人がドラフト前の動きを管理し、チーム側との接点を制限しようとする一方で、スカウト達の間では、彼の伸びしろに対して意見が分かれている」と紹介文を加えた。 「八村は、その長期的な成長や、NBA規格の体格、勢いに乗ったときに止めることが難しいプレーなどに興味が持たれている。だが一方でコート全体を見る視野が狭く、攻撃のタッチを失って穴となることもある。八村は、彼のスキルセットを広げてシュートを上達させなければならないだろう。オーランド・マジックならば(彼を)成長させる機会を与えるだろう。もしこの順位まで滑り落ちてくれば良い選択になるだろう」と展望した。 全米メディアが、1巡目指名を有力視している“逸材”八村が6月20日に日本のバスケット界にとって歴史的な1日を刻むことは間違いなさそうだ。