ANAの787、使用済み窓をネームオブジェに 整備士監修で160個限定
全日本空輸(ANA/NH)は11月1日、ボーイング787型機で使用済みの客室窓をアップサイクル(作り替え)したネームオブジェの受注販売を開始した。ANAの整備士がデザインから製作までを監修し、160個限定で受注生産する。 【写真】ネームオブジェに施すレーザー彫刻 アクリル樹脂製の客室窓を加工し、名前をアルファベットでデザインする。ネームオブジェは、高圧噴射した水で切断する「ウォータージェット加工」を施し、整備士がANAのロゴのほか、窓が取り外された機体の登録記号をレーザー彫刻する。ウォータージェット加工は、787主翼フラップ部品の同加工を手掛ける三重樹脂(三重・鈴鹿市)が担う。 ネームオブジェはゴシックと斜体のフォント2種類を用意。書体と文字数により価格が異なり、1つ2万3000円から3万9000円で提供する。このほか、ANAが製造元のボーイングから機体を受領した日付、機体のサイズ、最大離陸重量などのスペックも付属する。ネームオブジェを立てるスタンドは別売りのオプションで、2つ1組3300円で160個用意する。 応援購入サイト「Makuake」で、2025年1月28日まで受け付ける。配送は4月末までを予定する。
Yusuke KOHASE