骨盤の動きを身に付けるシャドースウィング　①捻転差のあるトップを作る（左）②頭を動かさずに骨盤を左に（左から2枚目）③両脚を伸ばしながら体を回し（右から2枚目）④フィニッシュまで体を回す（右）

O編　骨盤は左に回旋しながらじゃなく、トップの状態のまま左に移動させるって考えていいのかな? 坂詰　そうですね。骨盤が回旋するのは、トランジションの後です。 O編　その動きを身につけるには、どうしたらいいの? 坂詰　まずは、シャドースウィングですね。捻転差のあるトップを作り、腰を左に移動させてから、脚を伸ばして体を回旋させるという練習を繰り返すんです。それがスムーズにできるようになったら、ステップしながらハーフスウィングで球を打って、動きを身につけていくといいんじゃないでしょうか。 O編　ステップ打ちって、ダウンで左足を一歩踏み出して打つ感じ? 坂詰　いいえ。足を地面から離してしまうと捻転差がなくなっちゃうので、両足は地面につけたままですね。バックスウィングで右足に乗ったら、骨盤を左にちょっと移動させ、左足を踏んで打つ、という感じでやってもらえたらと思います。 O編　注意点とかある? 坂詰　トップの頭の位置をなるべく動かさないということです。腰を動かしたとき、頭も左に動かしてしまうと、体が左に突っ込んで、ヘッドが上から入りやすくなりますから。あと、腰を左に大きくスライドさせるのもいけません。トランジションの動きは、ほんの数センチでいいんです。ひざが左へ流れるほど腰を左にスライドさせると、シャフトが寝て、インサイドアウトになりすぎるので注意してください。 PHOTO/Takanori Miki THANKS/GMG八王子ゴルフ場 ※週刊ゴルフダイジェスト2024年10月22日号「ひょっこりわきゅう。第85回」より