夏休み中、子どもを学童に預けていますが「お弁当」よりも「コンビニ弁当」にすべきですか? 毎日のことなので、高くても買うほうが“コスパ”は良いでしょうか?
小学生は一般的には7月下旬くらいから夏休みが始まっています。共働き家庭の場合、夏休みの日中は子どもを学童に預けているという人も多いでしょう。基本的に学童には給食がないため、毎日のお弁当作りに負担を感じている家庭も少なくないはずです。 お弁当は手作りのほうが安くて栄養バランスもよさそうですが、手作りの手間や材料費などを考えると、実はコンビニ弁当のほうがコスパ的にはお得に感じるかもしれません。実際どうなのか、本記事で解説します。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
手作り弁当にかかる材料費と手間をコスト換算するといくらくらい?
まずは手作り弁当にどれくらい費用がかかるのかを考えてみましょう。お弁当の材料費はなんの具を入れるかで大きく異なります。今回は加工食品事業を営むニチレイフーズが2024年2月におこなったお弁当に関するWeb調査を参考にします。 同調査によると、お弁当にかける経費の全国平均は222円です。この金額はあくまでも実際に支出される経費のみですので、続いてお弁当にかかる手間もコスト換算しましょう。 ニチレイフーズの調査では、お弁当の作成時間は平均で約18分としています。また、厚生労働省の「令和5年度地域別最低賃金改定状況」によると、最低賃金の全国加重平均額は1004円です。1時間あたりで1004円ですので、お弁当の作成時間の18分の場合は約301円です。 お弁当にかける経費の222円と、手間の301円の合計で約523円がお弁当1食当たりにかかるコストと考えられます。
手作り弁当とコンビニ弁当ではどちらのほうがコスパは良い?
コンビニ弁当を購入した場合、1食あたりどれくらいかかるのでしょうか?セブン-イレブンの商品紹介ページを見てみると、主なお弁当の税込価格は次のとおりです。 ・おにぎりランチ(356円) ・3種おにぎりのお弁当(421円) ・鶏めしご飯の幕の内(496円) ・鶏唐揚げ弁当(604円) ・炭火焼牛カルビ弁当(645円) あくまでも一例ですが、今回の基準(523円)を下回る金額のお弁当も多くありました。子どもなので小さめのお弁当でおなかを満たせると考えると、手作り弁当よりもコンビニ弁当のほうがコスパが良いケースも多いと考えられます。